https://sputniknews.jp/20220802/800-12291460.html

韓国のエンジニア　自重の800倍を持ち上げられる人工筋肉を開発

韓国のエンジニア　自重の800倍を持ち上げられる人工筋肉を開発

Sputnik 日本

韓国の亜洲大学とサムスン電子の技術者が、形状記憶合金をベースにした人工筋肉駆動装置を開発した。重さわずか0.22グラムのこの装置は、自重の800倍もの重量を持ち上げることができるという。この開発研究をまとめた論文が、学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。 2022年8月2日, Sputnik 日本

2022-08-02T23:01+0900

2022-08-02T23:01+0900

2022-08-02T23:01+0900

it・科学

テック＆サイエンス

韓国

研究

https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/438/26/4382670_0:63:3529:2048_1920x0_80_0_0_4e0638af7b4fe04b3029feeaca5fdc26.jpg

この装置は、2枚の弾性板と、形状記憶合金製のワイヤーで構成されている。またこの装置は楕円形状で、作動させるのに必要な力を小さくする効果がある。これによって、他の人工筋肉と比べて大きな力を発揮できるという。技術者らが今回作成した装置は0.22グラムのものだが、自重の800倍もの重量を持ち上げることができ、装置の出力密度は、生体の筋肉の8倍以上。また、研究者らによると、この装置は様々なスケールで容易に製作できるという。技術者らは、この装置が軽量で高い効率を発揮することから、拡張現実やロボット工学に広く適用できるが、それらの分野の中でも、この装置をARグラスの改良に利用できると指摘している。技術者らがこの装置を使って、ディスプレイと眼の距離を調節すると、視覚疲労の原因を軽減できたという。関連ニュース

https://sputniknews.jp/20220731/2-12254420.html

韓国

2022

ニュース

jp_JP

テック＆サイエンス, 韓国, 研究