旧統一教会 - Sputnik 日本, 1920, 25.08.2022
日本の政治家と旧統一教会のつながり
安倍晋三氏の銃撃事件後、自民党を中心に日本の政界と旧統一教会(世界平和統一家庭連合に改称)の癒着の事実が暴露され、比例して内閣支持率は過去最低を更新。岸田首相は「質問権」を行使した調査の実施を指示、日本司法支援センター内には新設部署まで登場。支持統一教会は韓国で創設された新興宗教団体。一連の諸国には破壊的な全体主義的カルト教団とみなされている。

過剰なメディア報道は止めてほしい、特定の党との関係はない=旧統一教会会長

© AFP 2023 / Richard A. Brooks世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が日本外国特派員協会で記者会見を行った
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が日本外国特派員協会で記者会見を行った  - Sputnik 日本, 1920, 10.08.2022
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日本では10日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が日本外国特派員協会で記者会見を行った。会見では教団側が、安倍晋三元首相の銃撃事件以降、教団に対する過剰なメディア報道がなされていると指摘し、献金問題や教団で行われている「祝福結婚」に言及した一方で、記者からは政治と教団の関わりに関する質問がなされた。
会見に出席したのは、田中富広会長と法務課長。田中氏は冒頭に安倍晋三氏の銃撃事件の犯人とされる容疑者が「家庭連合への恨みを動機として行動に出たという報道にふれ、私どもも心重く受けとめている。社会の皆様をお騒がせしていることにお詫び申し上げる」と述べ、謝罪した。
また、田中氏は事件後、容疑者の犯行動機が母親の献金によるものという情報や、過剰なメディア報道によって、教団の信徒に対して様々ないやがらせが起きていると指摘した。その事例として、全国の教会に大声で叫んで脅したり、脅迫電話をかけたり、街宣車での罵声、集会妨害、一般信徒の自宅に押しかける、信徒の子どもたちがいじめをうけて登校拒否となるなどの事柄が起きているという。
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記者からは政治家との関係についての質問も上がった。家庭連合や関連団体は、特定の党との積極的な連携を持ったり、同じような立場をとる政治家が当選されるように連携することはあるかという質問について、田中氏は「法人と友好団体において関わり方は異なると思う。会員の信徒たちは、国民の一員として国政の在り方に積極的に関わり、選挙にも積極的に行くように指導している。ただ、当法人が特定の党と関連を持つ、あるいは特定の党のみを応援するという態度はとっていない」と答えた。
また田中氏は、教団が日本の政治にどのような影響を与えてきたのかという質問については、影響を与えたかどうかについては客観的に判断してもらいたいと述べた上で、政治に友好団体が強い姿勢をもって関わってきたことは事実だと認めた。さらに、同氏は、共産主義問題に対して明確な姿勢を持っている政治家とは、より良い国作りに向かって「手を合わせてきた」と思っていると語った。
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