第2次岸田改造内閣発足へ
© AP Photo / Martin Meissner第2次岸田改造内閣発足へ
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岸田首相は10日、内閣改造と自民党の役員人事を行う。初入閣は9人で、5人が再入閣となる。NHKが報じた。
岸田首相は10日午前中に自民党役員人事を行ったあと、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめ、午後に内閣改造を行う。これまでの調整で、改造内閣の19人の閣僚の顔ぶれがすべて固まった。
岸田派が4人(総務大臣、法務大臣、外務大臣、経済再生担当大臣と新型コロナ対策担当大臣)
安倍派が4人(経済産業大臣、環境大臣、官房長官、地方創生担当大臣)
麻生派が3人(財務大臣、文部科学大臣、デジタル大臣)
茂木派が3人(厚生労働大臣、農林水産大臣、復興大臣)
二階派が2人(国家公安委員長と防災担当大臣、少子化担当大臣)
無派閥が2人(防衛大臣、経済安全保障担当大臣)
公明党が1人(国土交通大臣)
林外務大臣や鈴木財務大臣、松野官房長官ら5人が留任する一方、5人が再入閣となる。
自民党の役員人事では麻生派会長の麻生太郎副総裁と茂木派会長の茂木敏充幹事長が留任し、総務会長に谷垣グループの遠藤利明選挙対策委員長、政務調査会長に安倍派の萩生田光一経済産業大臣、選挙対策委員長に森山派会長の森山裕・前国会対策委員長が起用される。
岸田首相は10日午後に公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで、首相官邸に組閣本部を設置して内閣改造を行い、松野官房長官が閣僚名簿を発表する。その後、皇居での認証式を経て、夕方にも、第2次岸田改造内閣が正式に発足する。その後、岸田首相は記者会見を行い、人事のねらいや今後の政権運営などについて明らかにする。
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