ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ドンバスの解放を賭けた特殊軍事作戦
ロシアは2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特殊作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

北朝鮮はウクライナへ軍を派兵するのか?

© AP Photo / Wong Maye-E北朝鮮はウクライナへ軍を派兵するのか?
北朝鮮はウクライナへ軍を派兵するのか? - Sputnik 日本, 1920, 16.08.2022
ドネツク人民共和国のトップ、デニス・プシリン氏が北朝鮮労働者の受け入れについて北朝鮮と交渉していることを明らかにするやいなや、労働者を装って兵士が派遣されるのではないかという疑惑が生じた。
まず指摘しておきたいのは、2018年初旬までロシアでは主に建設現場で北朝鮮労働者が働いていたということだ。彼らは非常に規律があり、生産的が高い労働者だった。現場監督の間には、「タジク人が1週間ですることを、北朝鮮人は半日あれば十分だ」という諺さえ伝えられていた。ドネツク人民共和とルガンスク人民共和国の都市では、住宅や公共の建物がひどく破壊された。それらの復興には、大勢の労働者が必要とされている。基礎工事は、ロシアからの作業班が効率的に行うことができる。手間のかかる建物の内装は、北朝鮮建設労働者の専門だ。したがって、ドネツク人民共和とルガンスク人民共和国では、北朝鮮労働者が緊急に必要とされている。北朝鮮、ドネツク人民共和、ルガンスク人民共和国の軍事協力の可能性はあるのだろうか?おそらく、その可能性はある。北朝鮮は、ドネツク人民共和とルガンスク人民共和国を独立国家として承認したため、対等なパートナーとして交渉することができる。

戦利品の視察

まず強調しておかなければならないのは、北朝鮮が旅団または師団といった大規模な兵団を派遣する可能性は低いということだ。第一に、太平洋地域の状況がかなり急速に悪化し、戦争が始まる可能性があるという状況の中で、自国の軍が弱体化してしまう。第二に、許可するだけでなく、極東からウクライナへの北朝鮮軍の移動にロシアが直接参加しなければならない。今ところ、そのような決定が下される可能性があると考える根拠はない。第三に、北朝鮮にとって他国の戦争への参加は明白な利益を有するべきものであるのと同時に、大きな損失を被るものであってはならない。したがって、北朝鮮がウクライナへ大規模な軍部隊を派遣する可能性は非常に低く、ほぼありえないということになる。北朝鮮とドネツク人民共和及びルガンスク人民共和国の軍事協力の方法は他にもある。その中で、北朝鮮にとって最も価値のあるものは、戦利品の武器の調査だ。西側製のさまざまな武器や装備品がウクライナ軍へ大量に供与された。その一部は破壊されたり、奪取されたり、さらにはウクライナ軍によって敵へ売却された。ドネツク人民共和とルガンスク人民共和国には現在、これらの戦利品が大量にある。それらを見たり、触ったり、分解したり、その書類を読むことなどができる。いくつかの種類の武器は、撃つこともできる。例えば、大量に奪取された擲弾発射装置ジャベリンを撃つことが可能だ。破壊されたり損傷した装備品の調査にも大きな関心がもたれている。損傷の性質は、西側の軍事装備品の脆弱な部分を示しており、それらを破壊する戦術の改善に役立つ。韓国の軍事装備品は多くにおいて西側の装備品に類似しており、米国が用いる武器を目にするチャンスであるため、これは北朝鮮司令部にとって間違いなく価値がある。戦利品の視察に大人数は必要ない。ロシアにある北朝鮮駐在武官事務所から、ロシア語が堪能な将校を数人派遣すれば十分だ。彼らはすべてを見聞きすることができる。このような北朝鮮将校はすでにそこで集中的に活動している可能性が高い。
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戦術

朝鮮人民軍は、その残忍な軍国主義にもかかわらず、朝鮮戦争休戦以来、約70年間戦っていない。朝鮮人民軍は、まず戦術的な現代の戦闘経験を差し迫って必要としている。近年、戦術に多くの新機軸が生まれており、それらは戦闘活動の進展に大きな影響を与える。その中で最も重要なのは、偵察と砲撃を調整するための無人航空機の使用、砲撃と戦車および歩兵の進撃との相互関係だ。
理論的に新たな戦術を学ぶことと演習場で訓練することは別のものだが、実戦経験は、理論的な訓練でも実弾射撃演習でも得られないものだ。ドネツク人民共和とルガンスク人民共和国は、北朝鮮将校に戦闘状況下で現代的な戦術経験を学ぶ機会を与えることができる。そのためには、ロシア語が堪能な数十人の将校が必要だ。彼らを、さまざまなレベルの司令部に派遣されているドネツク人民共和とルガンスク人民共和国の人民民警の部隊に振り分ける。これらの司令部のもと、北朝鮮将校は現場で彼らにとって新しい戦術を学ぶ。状況が許せば、彼らには自ら実地経験を積む機会が与えられるかもしれない。
このような実地経験の後、将校たちは北朝鮮へ戻り、そこでマニュアルを作成し、朝鮮人民軍のその他すべての将校に新たな戦術を教える指導員となる。
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志願者

大隊、連隊、旅団、または師団レベルの指揮官、将校のほかに、分隊、小隊、中隊レベルの指揮官や専門家の戦術訓練の改善も道理にかなっている。
これは、ドネツク人民共和とルガンスク人民共和国に北朝鮮労働者が到着したあとでも十分に可能だ。大体において、北朝鮮労働者は兵士に最もよく似ており、おそらく作業班は軍部隊から揃えられた。彼らの中には、志願者として戦争への非公式の「出張」を許可される人たちが含まれると考えることができる。そのような参加が最も有益となるために、これらの人々はまず専門的な軍事訓練を事前に受けなければならない。例えば、機関銃手、迫撃砲手、狙撃兵、戦車兵、砲兵、特殊部隊などの訓練だ。二つ目に、部隊の指揮官とその副官はロシア語が堪能でなければならない。次に、小隊までの部隊または戦術班は、基本的な行動規範に関する説明を受け、その後、戦闘行為に参加するために、ドネツク人民共和とルガンスク人民共和国の人民民兵のさまざまな部隊に配属される。
実戦経験は、理論や演習の代わりになることはできない。ドンバスで「経験を積んだ」指揮官や低水準の専門家は、その後、北朝鮮へ戻って指導員となり、朝鮮人民軍の戦術訓練を現代的なレベルへ引き上げる。
おそらく、大勢の「志願者」を期待するのは不可能だ。一方、数百人または数千人の人々がこのような形で現代の戦闘戦術を学ぶことが可能だ。
これらはすべて推測であり、極めて可能性が高く、戦闘状況下での軍事協力のその他の例の経験に基づいている。これについて近いうちに私たちが正確に知ることはできないだろう。しかし、これは状況による。2~3年以内に北朝鮮と韓国の戦争が起こった場合、北朝鮮人はドンバスで学んだのかどうか、そして彼らは一体何を学んだのかが明確にわかるだろう。彼らが学んでいた場合、戦闘行為では、学習した経験の痕跡が明らかに認識されるはずだ。
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