モスクワ州で極右思想家の娘が爆殺、ウクライナの過激派による犯行か
2022年8月21日, 09:29 (更新: 2022年8月21日, 13:32)
© Sputnik / Vladimir Astapkovich
/ サイン
モスクワ州オジンツォボ地区でトヨタのランドクルーザーが爆破された。この車は極右思想家、アレクサンドル・ドゥーギン氏のもので、犯行に関わった人物らは、ドゥーギン氏の暗殺を目論んでいたと見られている。ただし、車にドゥーギン氏は乗車しておらず、娘のダリヤ・プラトーノワ(旧姓ドゥーギナ)さんが亡くなった。ロシアメディアが報じた。
現在、現場では治安当局が爆破の状況や原因について調査を行っている。
"В районе посёлка Большие Вяземы взорвали автомобиль Land Cruiser Prado. В результате владелица машины скончалась на месте.
— Viktoria Schumacher (@vikschum) August 20, 2022
Предварительно(❗❗❗) погибшей может быть дочь известного общественного деятеля Александра Дугина.
На месте работают оперативные службы" pic.twitter.com/T0SIQyUbPS
一連の報道によると、この爆破では有名な社会活動家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘、ダリアさんが亡くなったとされている。
В Подмосковье у поселка Большие Вяземы бомба сработала под автомобилем Land Cruiser Prado.Взрыв произошел во время движения автомобиля. По предварительным данным,за рулем была Дарья Дугина дочь Александра Дугина.Дарья погибла. Царствие небесное Даше pic.twitter.com/8AisA1vSK4
— Олег Царев (@OlegTsarov) August 21, 2022
ドネツク人民共和国のデニス・プシーリン首長はSNS「テレグラム」のチャンネルに声明を発表し、「ウクライナ・レジームのテロリストら」がこの犯行に関与したと指摘している。
ドゥーギン氏は極右の思想家で、ロシアによるクリミア併合をかねてから主張していたほか、ロシアと旧ソ連諸国を融合させた、「ユーラシア国」への発展を主張してきた。ドゥーギン氏は2008年から2014年にわたってモスクワ大学社会学部の教授だった。2014年のクリミア編入以降、欧米による個人制裁を受けている。ネオ・ユーラシア主義の提唱者で、政権への影響も指摘されている。
関連ニュース