チェブラーシカの新作映画公開で新たなブームに期待=ソユーズムリトフィルム理事長

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チェブラーシカの新作映画を映画スタジオ「ソユーズムリトフィルム」が用意している。この新作公開により、新たなチェブラーシカ・ブームが起こると、ソユズムリトフィルムのユリアナ・スラショワ理事長は期待している。
スラショワ理事長は24日、宇宙飛行士のセルゲイ・プロコフィエフさんと面会し、宇宙船用に用意された無重力インジケータのチェブラーシカを手渡した。この中でスラショワ理事長は次のようにコメントした。

「彼(アニメーターのレオニード・シュワルツマン)はイメージの用意にとても長いこと取り組んでいました。とても長いことプロポーションに取り組み、チェブラーシカがどんな姿となるべきかを理解していました。その時、皆さんが愛する巨大な耳と、素晴らしい大きな瞳が生まれました。その姿で私たちはこのキャラクターを愛するようになっています。私たちは映画の公開をとても待っています。新たなチェブラーシカ・ブームが起きることを期待しています。というのも、今回の映画でチェブラーシカは人間達の間で生活をするからです」

スラショワ理事長によると、今回の映画でチェブラーシカはアニメの登場人物というよりはペットのような存在になっているという。
「いずれにせよ人々はチェブラーシカとは何者なのか、どういう存在なのか、何者で、どこから来て、人間たちの間で生活することができるのかを知ることができます。思うに大人も子供も私達がまもなく公開する映画を気に入っていただけると思います」
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チェブラーシカはCGライブ撮影とモーションキャプチャー技術を用いて復活する。映画「チェブラーシカ」ではロシアの著名俳優セルゲイ・ガルマシュ氏が演じる庭師ゲーナ(本とアニメ版のワニのゲーナと同じような存在)も登場する。「チェブラーシカ」の撮影は昨年、ソチで開始し、この6月にモスクワ郊外でクランクアップした。公開日は2023年1月1日を予定。
ロスコスモスによると無重力インジケータは、宇宙飛行士が船内に持ち込む柔らかい小型のおもちゃ。チェブラーシカの任務は宇宙船が無重力状態になった際に浮遊し、乗員にロケットエンジンの作動が完了し無事に軌道に投入されたことを伝えること。
チェブラーシカはエドゥアルド・ウスペンスキーによる絵本「ワニのゲーナ」(1966)の主要登場キャラクターで、1969年にアニメ化された。今年で56歳。2016年にも無重力インジケータとして宇宙へ飛び立った経験があり、今回は2回目。
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