ロシアから撤退した外国企業 その損失は?

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軍事作戦が開始された2月24日以降にロシアでの事業を停止した欧米や日本の企業は、その損失を公表するのに消極的だった。しかし、そのうちの多くは上半期、ロシア事業の売却・凍結またはロシア市場への供給停止による損失や損害を報告している。リアノーボスチ通信はこれらのデータを分析した結果、撤退による損失額はすでに700億ドル(約9兆6000億円)を超えると試算した。
最も損失が大きいとされるのは燃料・エネルギー業界。ロシアの国営石油企業「ロスネフチ」と決裂した英石油大手のBPは、255億ドル(約3兆4900億円)の損失を計上した。
また、日本の三井物産と三菱商事は、両社が出資する天然ガス(LNG)開発プロジェクト「サハリン2」の資産価値を大幅に減額。今年3月末時点と比べそれぞれ1366億円と811億円減額し、これまでの半分以下とした。
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