露国連大使、アフガニスタン問題で米国を非難 米国は過ちを正すために「金銭を出し合う」よう押し付け

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ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使 - Sputnik 日本, 1920, 30.08.2022
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ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は、米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使が、米国およびその同盟国による20年間のアフガニスタン占領によって引き起こされた問題の解決に向けて、中国とロシアが「(寄付金などを出し合って)協力」するよう提案したことを非難した。
米軍のアフガニスタン撤退から1年を迎えるにあたって開かれた国連安全保障理事会で、米国のトーマスグリーンフィールド大使は、ロシアはアフガニスタンの苦境について西側諸国を非難しているだけだと不満を漏らした。同時に、アフガニスタンへの資金援助が少額だとされているとしてロシアへの非難を試みた。
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これに対し、ネベンジャ大使は「我々は、20年にわたる米国とNATO(北大西洋条約機構)の占領によって、事実上経済が破壊されたアフガニスタンの復興に醵金して貢献するよう求められている」とし、「つまり、自分たちの過ちを認めて正そうとするのではなく、他人のツケを払いたくないと我々が非難されるようになったのだ。これが本来の提案だ」と主張した。
ネベンジャ大使は、「かつての西側の同盟国」は、自らの過ちを自ら償わなければならないと述べた。「まず、奪われた資金をアフガニスタン国民に返すこと。我々はアフガニスタンを支援してきたし、これからも支援し続ける。アフガニスタンを破壊し、人々を生存の危機に追いやった20年間の無意味な占領に対するツケを、アフガニスタン国民に支払うことに専念するよう提案する」と指摘した。
また、ネベンジャ大使は「すべては金銭で測れるものではない」と指摘。「あなた方がアフガニスタンに民主主義を植え付ける際に亡くなった人々や、アフガニスタンでの軍事作戦で傷ついた人々の命は、金銭で測ることはできない。米国が完全に失ったとされるアフガニスタン国民の忠誠心を買うこともできない」と締めくくった。
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