近い将来のガス価格の下落を期待しておらず=ユニパーCEO

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近い将来のガス価格の下落を期待しておらず=ユニパーCEO - Sputnik 日本, 1920, 07.09.2022
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ドイツのエネルギー大手、ユニパー(Uniper)のクラウスディーター・マウバッハ最高経営責任者(CEO)は、ウクライナでのロシアの特別軍事作戦が完了した後でも、ガス価格はすぐに下落することはないと表明した。
マウバッハ氏はCNBCとのインタビューで「仮に特別作戦が間もなく終了したとしても、ガス価格がすぐに下がるとは思わない。したがって、今後数年間、業界や消費者に負担がかかることになるだろう」と述べた。同氏によると、現在でも卸売市場の価格は2年前に比べて20倍になっている。
マウバッハ氏は「最悪の事態はこれからだ」と強調した。
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同時に、マウバッハ氏ははガスプロムとの協力を再開する見通しについて疑問を表明し、ロシアの特別作戦の開始後も「ガスプロムを信頼できるサプライヤーとして支援してきた」と述べた。しかし今、ロシアの会社とのパートナーシップは壊れており、「今後数週間、数ヶ月、または数年で」回復する可能性は低い。同氏によると、ユニパーは、特にオーストラリアの石油・ガス会社ウッドサイド・エナジー(Woodside Energy)との協力を発展させることにより、ロシア産ガスの代替に注力しているという。
これより前、今年上半期のユニパーの損失は120億ユーロ(約1兆6500億円)を超えたと報じられていた。
先にロシアの政府系エネルギー企業「ガスプロム」は、点検のためノルドストリームの稼働を3日まで一時停止するとしていたが、タービンにオイル漏れの故障が見つかったことによりその後の供給も停止すると発表していた。一方、ドイツのシーメンス・エナジー社はリアノーボスチ通信の取材に対し、パイプラインの稼働停止は技術的な理由ではないと指摘していた。
ロシアのアレクサンドル・ノバク副首相は、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の稼働停止は、EUと西側諸国がパイプラインの修理と維持に関する契約条件に違反したため、もっぱらその行動と制裁によるものだとの考えを示した。
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