中絶前に胎児の心臓の鼓動を聞くのが義務に=ハンガリー

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中絶前に胎児の心臓の鼓動を聞くのが義務に=ハンガリー - Sputnik 日本, 1920, 17.09.2022
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ハンガリーで15日、人工妊娠中絶をする前に胎児の心臓の鼓動を妊婦に聞かせることを定めた規定が施行された。中絶の際には胎児の生命活動について認知したことを示す医師による証明が必要になるという。
ハンガリー内務省によると、中絶を申請する際の申請書式が変わり、「医療従事者が妊婦に胎児の生命機能の要素について、明瞭に確認できる形でデモンストレーションした」という必要事項が加えられた。これは医師が中絶の前に妊婦に胎児の心臓の鼓動を聞かせ、それを証明することが義務化されたということを意味する。
ハンガリーの医師会は「倫理的規範や会の基本原則に反するものではない」と声明を発表。これまでも胎児の生命活動を確かめ、妊婦に伝える義務はあったとして、今回の新規定は単なる行政上の手続きの変化だとしている。
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一方で、反対する世論もある。女性権利擁護団体「Patent Egyesület」は、「中絶をする女性はただでさえ熟考したうえで決定しており、他人の干渉はいらない」と主張。新規定は女性の合法で安全な中絶の権利を侵すものであるとして、抗議活動を呼びかける考えを示した。
米国では6月、連邦最高裁判所が女性の人工妊娠中絶権を認めた1973年の「ロー対ウェイド事件」の判決を破棄し、各州で独自の規制を行うことを許可し波紋を呼んでいた。
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