ジェンダー中立性のため? 米空軍学校で「ママ」「パパ」の呼称禁止

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ジェンダー - Sputnik 日本, 1920, 25.09.2022
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米コロラド州の空軍学校がジェンダー(性的)中立性を指導するなかで、行き過ぎとも思える措置を行い波紋を呼んでいる。同校の教育方針に照らし合わせると、「ママ」「パパ」といった言葉さえ使ってはならないという。米「FOX NEWS」が伝えている。
「FOX NEWS」によると、この空軍学校の学生を対象に「多様性と包括性とはなにか、なぜそれが大事で我々に何ができるか」という題のプレゼンテーションが行われた。こうして空軍学校の教官らは、将来のパイロットたちが「性別を示さない言葉」を使うよう教育しているのだ。
プレゼンでは、1人親世帯や祖父母、里親やレズカップル、ゲイカップルのもとに育つ子どもなど多用な家庭環境があることに配慮し、「ママ」「パパ」といった呼称はやめて、「親」や「保護者」といった言葉を使うよう推奨している。また、交際相手を「彼女」「彼氏」と呼ぶのではなく「パートナー」と呼ぶように求めているという。
この教育プログラムをつくった空軍学校の代表は多用な意見や複数の視点を持つことの重要性を教え、ひいては戦闘の効率性の向上につながると説明しているという。
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だが、こうした行き過ぎとも思える指導に、所属する学生には波紋が広がっている。米議会議員のマイク・ウォルツ氏もコロラド空軍学校の指導は常軌を逸しており、危険でさえあると指摘している。ウォルツ氏は次の選挙で共和党が勝利すれば このプログラムの見直しを図るとしており、多様性や包括性に関する時間を戦闘や勝利のために本当に必要な訓練に費やすべきとの考えを示している。
行き過ぎたジェンダー政策の犠牲者は続々と登場している。以前、英北アイルランドの学校で、トランスジェンダーの生徒が自分のことを「They(彼ら)」と呼ぶように求めたが、教師は拒否。その後、教師は停職処分を受けたが学校に立ち入り続けたため、逮捕・投獄される事態となった。
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