北朝鮮発射の弾道ミサイルは2発 EEZ外に落下と推定=防衛副大臣

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井野防衛副大臣は記者団に対し、北朝鮮が28日午後6時台に北朝鮮西岸付近から2発の可変軌道弾道ミサイルを東方向に向けて発射したことを明らかにした。落下したのはいずれも日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したと推定されている。
日本の海上保安庁は日本時間午後6時13分、防衛省の連絡をもとに「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と発表。海上保安庁巡視船は、周辺船舶に対し、ミサイルの破片を見つけた場合は近づかず直ちに当局に連絡するよう呼びかけている。
岸田首相は記者団に対し「国民に対する情報提供と安全確保の指示を出した。詳細はこれから確認する」と述べた。
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また韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が28日午後6時10分から20分ごろにかけて、首都ピョンヤン郊外の国際空港があるスナン付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと明らかにした。米軍と韓国軍は、発射されたミサイルの飛行距離や種類など詳しい分析を急いでいる。
韓国国防関連筋は24日、カマラ・ハリス米副大統領の韓国訪問を背景に北朝鮮が潜水艦発射型弾道ミサイルを発射する可能性があるとしていた。25日、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルと思われるものを発射したことを伝えた。通常の弾道軌道であれば、日本のEEZの外側に落下したとみられている。
日本の防衛省によると北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射したのは今年に入って20回目になる。これまでの19回のうち16回は弾道ミサイルと推定され、もう1回も弾道ミサイルの可能性が指摘されている。残りの2回は長距離巡航ミサイルと推定されている。
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