Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

米国務長官は「ノルドストリーム」の破壊の米国とNATOの動機について公然と表明=ザハロワ報道官

© Sputnik / Russian Foreign Ministry / メディアバンクへ移行ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官 - Sputnik 日本, 1920, 03.10.2022
サイン
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は自身のテレグラムで、アンソニー・ブリンケン米国務長官がガスパイプラインの「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」を破壊する米国と北大西洋条約機構(NATO)の動機について公然と表明していたと述べた。
ザハロワ報道官はテレグラムでブリンケン氏の演説からのいくつかの発言を引用した。ブリンケン氏は「ロシアはエネルギーを武器として使用している」ために「ノルドストリーム2」が稼働したことはなく、「ノルドストリーム1」が数週間停止されていたと語っていた。
ザハロワ氏は、米国務長官の発言についてコメントし、ロシアはエネルギーを武器として使用したことは一度もないと述べた。
ザハロワ氏は次のように語った。
「ロシア、そしてそれ以前のソ連は、単に欧州にガスを供給していた。途切れなく、50年間。ワシントンの嘘は、この話題の犯罪的操作を裏付けるだけだ」
ザハロワ氏はパイプラインを破壊する動機として、米国が独自のガス生産を増やしており、現在欧州へのLNGの主要な供給者であり、それによって「ウクライナでの特殊軍事作戦 による欧州への石油とガスの損失を補うのに役立っている」というブリンケン氏の発言を引用した。
これより前、ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は、「ノルドストリーム」を損傷させることは、パイプラインを建設したロシアや燃料を消費する欧州ではなく、米国に利益をもたらすとの見解を示した
ノルドストリームのガス漏れ - Sputnik 日本, 1920, 02.10.2022
中国紙、ノルドストリームのガス漏れをめぐるNATO対応について解説
9月26日、「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」でガス漏れが発生した。デンマーク当局およびスウェーデン当局の情報によると、デンマーク領ボーンホルム島沖で「ノルドストリーム1」の2か所、「ノルドストリーム2」の1か所でガス漏れが見つかった。
ロシア検察総局は先に、「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」が損傷した問題で、国際テロ行為として捜査を開始した。
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