小惑星リュウグウの砂サンプルから太陽系より古いガスが確認
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九州大やJAXA(宇宙航空研究開発機構)などの研究チームは、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプル内に、46億年前の太陽系の形成前に発生したガスを確認した。日本のメディアが報じた。
研究者は小惑星の砂サンプルの16粒子を180℃に加熱し、そこからヘリウム、ネオン、窒素、アルゴンなどを取得した。その後の分析により、これらの物質は太陽系よりも古い可能性があることが示された。科学者によると、物質のサンプルは当初、宇宙に散らばったダイヤモンドとグラファイトの粒子として保存されていた。その後、それらは大きな小惑星を形成するための一種の材料となり、そこからリュウグウが分離した。
9月22日、学者はリュウグウ母天体が太陽系形成後およそ200万年後に太陽系の遠方で形成されたことを明らかにした。
「はやぶさ2」は2014年に打ち上げられた。「はやぶさ2」が小惑星リュウグウからサンプルを地球に持ち帰ってから1年目が経過した2021年12月6日、JAXAは記者会見を開き、サンプルの分析状況を発表した。
日本の2つの研究チームは6月、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから地球に持ち帰ったサンプルの分析結果について発表した。
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