イスタンブールでの爆発 女1人による犯行の疑い=トルコ法務相
2022年11月14日, 08:32 (更新: 2022年11月14日, 10:43)
© AP Photo / Francisco Secoイスタンブール中心部で爆発
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トルコのベキル・ボズダグ法務相は、イスタンブール中心部で起きた爆発について、女1人に容疑がかけられていると発表した。同法相によると、女は45分間ベンチに座っていたが、立ち上がった後、爆発が起きたという。
爆発は現地時間13日午後、イスタンブール中心部の観光向け歩行者天国であるイスティクラル通りで発生。トルコのエルドアン大統領は6人が死亡したと発表した。その後、トルコのフアット・オクタイ副大統領は81人が負傷、うち39人が病院へ搬送されたと発表した。また、政府はイスタンブールでの爆発を女によるテロ行為とみなしていると指摘した。
ボズダグ氏は、テレビ局A Haberのインタビューに対し「バッグを置いた女が、45分間ベンチに座っていた。女が立ち上がった後、しばらくして爆発があった」と話した。
同氏によれば、すべてのテロ組織は外部諸力によって保たれる。「トルコに関しては、代理戦争がある」と同氏は強調した。
NHKなどによると、在イスタンブール日本総領事館は、これまでのところ邦人被害の情報は入っていないと明らかにした。
テレビ局TRTWorldによると、現地時間14日未明、同国のスレイマン・ソユ内相は、イスティクラル通りに爆弾を残した人物を拘束したと発表した。
The suspect who planted the bomb is detained and initial findings suggest the PKK/YPG terror group is behind the bomb attack on the busy pedestrian avenue of Istiklal in Istanbul, Türkiye, says Interior Minister Suleyman Soyluhttps://t.co/lIxp0N9A9c
— TRT World (@trtworld) November 14, 2022
同内相によると、捜査の初期段階の情報では、クルド労働者党(PKK)とクルド人自衛軍(YPG)がテロの背後にいるとされていた。両者ともトルコではテロ組織として認定されている。