「気が滅入る状態」米国のMDシステムはロシアのミサイルに対抗できない=ボルトン元米大統領補佐官

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トランプ前米政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたジョン・ボルトン氏 - Sputnik 日本, 1920, 14.11.2022
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トランプ前米政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたジョン・ボルトン氏は、米国のミサイル防衛(MD)システムについて、中国やロシアから生じる可能性があるミサイルの脅威に対抗できる状態にないとの見方を示している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が13日、報じた。
ボルトン氏によると、米国のMDシステムは「気が滅入る状態」にあり、「弾道ミサイル攻撃から(米国を)守ることはできない」という。ボルトン氏は、ホワイトハウスは「ミサイル防衛の改善を優先課題」にするべきだとし、イランが同国初の極超音速弾道ミサイルを開発したという最近の報道や、北朝鮮のミサイル発射および核計画に注目した。

「米国が 弾道弾迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)から脱退して20 年が経過しても、米国のミサイル防衛がいかに希薄な状態にあるかについて、ワシントンに弁解の余地はない。(中略)われわれのライバルが極超音速やその他の脅威をもたらす新技術を開発している間に、米国の抑止力および軍事手段によって対称的に対応する米国の準備態勢は低下しただけだった」

米戦略軍司令官のチャールズ・リチャード海軍大将も先に、同様の懸念を表明した。リチャード氏は、中国・ロシアに対する封じ込め能力の低下について深刻な懸念を表明し、ウクライナ紛争は米国の軍事的脆弱性を露呈したと指摘した。
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