ロシア人アナリスト 今後数カ月間の原油価格の推移について語る

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石油 - Sputnik 日本, 1920, 17.11.2022
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ロシア国家エネルギー安全保障基金の主要アナリストであるイゴーリ・ユシコフ氏はメディアに対し、原油価格が今後数ヶ月の間でどう推移するのかについて語っている。
ユシコフ氏は、原油価格は2つの相反する要因に影響されると述べている。そのうちの1つは、世界的なエネルギー資源の不足、もう1つは、世界同時不況の危機だという。しかし、同氏によれば、世界市場における原油量の減少が、これらを上回る要素となるという。
ユシコフ氏は、「OPECプラス(石油輸出国機構の加盟国と非加盟国の産油国)は2022年11月1日から減産を実施している。世界市場での供給量は減少している。これが原油価格を押し上げるのだ。また、米国は石油戦略備蓄の放出量を減らしており、その量はますます少なくなっている」と指摘している。
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ユシコフ氏はまた、欧州連合(EU)によるロシア産原油に対する制裁が12月5日に実施されると述べている。同氏は、「つまり、ロシア産原油を海路でヨーロッパに運ぶことが禁じられるということだ。問題は、ロシアがアジア市場への供給をタイミングよく、完全にできるのかということだ。それができなければ、ロシアの輸出は一部減少し、ひいては世界の石油供給量も減少することになり、市場を脅かすことになる。これも原油価格を押し上げる要因になる」と説明している。
この結果、原油価格は今後数ヶ月でさらに上昇するか、現在の高水準である1バレル95ドル(約1万3200円)程度を維持するかのどちらかになると同氏はみている。
OPEC(石油輸出国機構)は、少なくとも2045年まで世界のエネルギーバランスにおいて石油が支配的地位を占めるとの予測を発表した。
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