米国は北朝鮮の忍耐力を試しているかのようだ=露リャプコフ外務次官

© Sputnik / Mikhail Voskresenskiyロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官(アーカイブ写真)
ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官(アーカイブ写真) - Sputnik 日本, 1920, 18.11.2022
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ロシア外務省のリャプコフ次官は18日、記者団に、米国は北朝鮮の忍耐力を試しているかのようだと指摘し、ロシアは朝鮮半島情勢を懸念を持って注視していると発表した。
北朝鮮は同日、大陸間弾道ミサイルを発射した。ミサイルは、北海道の渡島大島の西方約200キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられている。飛翔距離は約1000キロ、最高高度は約6000キロと推定される。日本の浜田防衛相は18日、北朝鮮が発射したミサイルについて、「今回の飛翔軌道に基づいて計算すると、弾頭重量等によっては1万5000キロを超える射程となりうるとみられ、その場合、米国本土が射程に含まれることになる」と述べた。
2022年に発射されたミサイルの種類 - Sputnik 日本, 1920, 15.11.2022
2022年 北朝鮮から発射されたミサイルの種類
リャプコフ次官は、ロシアは米国とその同地域の同盟国が最近選択している緊張を高める道に代わる外交的解決の道に沿って動くことにコミットしていると強調した。

「まるで北朝鮮の忍耐力を試しているかのようだ。われわれは出来事を懸念を持って注視している。また、以前に朝鮮半島の非核化に関して使われていたこれらのフォーマットにおける作業は、米国のイニシアチブによって失敗したことを指摘したい」

なお、リャプコフ氏は、接触が全くないとは言えないと強調した。
米国のハリス副大統領は同日、タイの首都バンコクで行われているアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場で開かれたオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、韓国、日本の首脳との会合で、各国は北朝鮮に「真剣かつ持続的な外交」を求めると述べた。
なお、韓国の聯合ニュースによると、米韓は北朝鮮の弾道ミサイル発射に対抗して、模擬標的の移動式発射台に精密誘導爆弾を発射する訓練を行った。訓練には、F35A戦闘機が参加した。
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