アカウントの永久追放はなし、ロシアによるポーランドへの攻撃に関してフェイクニュースを流したAP通信でも追放しない=マスクCEO
2022年11月23日, 09:24 (更新: 2022年11月23日, 09:35)
© AP Photo / Evan Agostini/Invisionアカウントの永久追放はなし、ロシアによるポーランドへの攻撃に関してフェイクニュースを流したAP通信でも追放しない=マスクCEO
© AP Photo / Evan Agostini/Invision
サイン
ツイッターはプラットフォーム上のいかなるアカウントであろうとも永久追放しない。ロシアがポーランドをミサイルで攻撃したというニュースを「捏造」したAP通信であろうとも「ban」しない。イーロン・マスクCEOが表明した。
マスク氏はツイッターへの投稿で次のように記した。
皆さんがお分かりの通り、メディアに加え、完全な嘘をまき散らす最極左のアカウントに対してでさえ永久追放は行っていない。AP通信もそうだ。彼らはロシアのミサイルがポーランドに着弾したという、完全に誤った情報を流していた。それは戦争のエスカレートを深刻化させる可能性を持っていた。
Not even Associated Press with their completely fictional report on Russian missiles hitting Poland that carried severe consequences for escalating the war
— Elon Musk (@elonmusk) November 22, 2022
先にAP通信は諜報組織の消息筋を引用したとしたうえで、ポーランドに落下したミサイルはロシア軍が発射したものだと誤って報道していた。その後、AP通信はこの記事を執筆した記者を解雇したと発表した。
15日夜、ウクライナとの国境付近のポーランド領内にミサイルが着弾し、2名が死亡した。ポーランド政府は当初、ミサイルはロシア製で、NATO理事会を召集していると主張していた。しかし、ポーランドのドゥダ大統領は16日、ポーランド当局は落下したミサイルはウクライナの防空システムによるものと推測していると明らかにした。
ロシア国防省は、この日、ウクライナとポーランドの国境付近の目標に対する攻撃はなく、公開された一部の破片の写真もロシア製兵器とは無関係だと表明した。ロシア国防省は、ポーランド・メディアによる「ロシア製」ミサイルの撃墜に関する記述は、すべてエスカレーションを目的とした意図的な挑発行為であると指摘した。
ゼレンスキー大統領は16日、ウクライナが関与したとは疑ってもいないと表明した。しかし、その翌日には、事件について何が起こったのかは100%はわからないと話した。
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