食糧安全保障を危惧しているならEUはロシアに歩み寄るはず=露外務次官

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ロシアのアレクサンドル・グルシコ外務次官は、EU(欧州連合)が真に食糧安全保障問題に関し懸念を抱いているなら、ロシアに歩み寄り、理性を優先させるだろうとの考えを明らかにした。
これより前、フランス、ドイツを含むEUの6カ国がEUに対し、ロシアに対する制裁について、食品や肥料の供給を阻止しないような修正を加えるよう要請したと報じられていた。これを受けて、欧州委員会はロシアの穀物および肥料の輸送を許可するよう勧告したが、一連の国々の政府や輸送会社は、法的保護を保障するための信頼性が十分ではないと主張している。
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グルシコ氏は、テレビ局「ロシア24」に出演した中で、「もし6カ国の発案が実現されれば、正しい方向に進む一歩となるだろう。我々はもちろん、理性を優先させることを自明のことと理解しており、もしEUがEU自身の安全保障の利益に直接反映される食糧安全保障に関心があるなら、状況を根本的に改善するような決定が下されるはずだ」と述べた。
さらにグルシコ氏は、食品および肥料に対する対露制裁免除への動きについて、まだ不十分だとの見方を示し、「何らかの動きはあるが、現時点でその動きが不十分であることは明らかだ」と述べた。
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