金正恩氏、日米韓は「アジア版NATO」 核の巨大多連装ロケット砲も登場

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金正恩氏 - Sputnik 日本, 1920, 01.01.2023
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北朝鮮の最高指導者・金正恩氏は朝鮮労働党の会議で、米国が日韓との協力強化を名目に、北大西洋条約機構(NATO)のアジア版をつくろうとしていると警戒感を表明した。1日、北朝鮮の国営放送「朝鮮中央テレビ」が伝えている。
金正恩氏は次のように述べている。

「米国は2022年から朝鮮民主主義人民共和国に対する軍事的圧力を最大限高めている。韓国に様々な核・原子力打撃手段を常駐配備のレベルで導入している。その一方で日本と韓国との協力を徹底的に進め、『同盟強化』の名のもとに新たな軍事ブロック・アジア版NATOの創設にふけっている」

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また、31日には600ミリ口径の超巨大多連装ロケット砲30基が引き渡された。戦術核弾頭も搭載可能だといい、韓国の全領土が射程に入っているという。米製多連装ロケット砲「HIMARS(ハイマース)」の主な発射機の口径は227ミリとされていて、このロケットの直径は約3倍弱の大きさになる。
一般的にロケットとは燃料を燃焼させて自力で飛行する能力を持つ砲弾のうち、無誘導のもの。一方、誘導装置がついているものはミサイルと呼ばれる。ロケットは射程が伸びる分、通常の大砲より命中精度が下がるため、多連装化によって複数同時に発射して効率を高めている。
このほか、金正恩氏は初となる軍事衛星の打ち上げ、戦術核弾頭の量産などの方針も示した。
北朝鮮は1日未明、弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。31日に続いて2日連続で、2023年では初めて。日韓の複数メディアによると、このミサイルは400キロメートルを飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下した。
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