「核兵器は未来の世代を守る道具」金正恩氏と娘が、核兵器搭載可能なミサイルの保管倉庫を視察

© 写真 : KCNA正恩氏とジュエさんが、少なくとも26発の組立前の中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」を視察。
正恩氏とジュエさんが、少なくとも26発の組立前の中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」を視察。 - Sputnik 日本, 1920, 02.01.2023
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北朝鮮の金正恩総書記とその娘が、戦術核が搭載可能なミサイル「KN-23」と中距離弾道ミサイル「火星12」が保管されている倉庫を視察した。韓国の聯合ニュースが、北朝鮮の朝鮮中央テレビの映像を引用して報じている。
北朝鮮では2022年12月26日から31日にかけて第6回総会拡大会議が開催された。聯合ニュースによると、同テレビ局は、この会議に関するニュースで、正恩氏と娘のキム・ジュエさんが倉庫内を視察する映像を流した。また、この場面に関する説明は特になく、ミサイルを保管した場所も明らかにしていない。
© 写真 : KCNA正恩氏とジュエさんが、少なくとも12台の短距離弾道ミサイル「KN-23」の移動式発射台(TEL)を視察。
正恩氏とジュエさんが、少なくとも12台の短距離弾道ミサイル「KN-23」の移動式発射台(TEL)を視察。 - Sputnik 日本, 1920, 02.01.2023
正恩氏とジュエさんが、少なくとも12台の短距離弾道ミサイル「KN-23」の移動式発射台(TEL)を視察。
同通信社によると、ジュエさんの姿は「北朝鮮の未来を担う世代」を象徴したものであり、「未来世代を守る道具」として北朝鮮に核兵器が必要であることを強調しているという。こういったアピールは、核兵器の「正当性」を示すことで北朝鮮の国民を安心させることを意図していると専門家は指摘している。
聯合ニュースが、米国防大学国家戦略研究所(ISNN)が2020年11月に発表したものを引用したところによると、北朝鮮の核保有数は推定で15〜60発。
金正恩の娘が公の場に姿を現すのは、今回が3回目。1回目は2022年11月18日で、金正恩氏とジュエさんの立ち会いのもと、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17型」の発射実験が行われた。2回目はその数日後の11月27日。2人が防衛産業の研究機関を視察し、職員らと写真撮影を行っている。
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