https://sputniknews.jp/20230105/14481737.html

欧州、サーバーが発する熱で住宅を暖める

欧州、サーバーが発する熱で住宅を暖める

Sputnik 日本

エネルギー危機に見舞われている欧州では、各国政府が暖を取るための新たな方法を見つけるために捨て身の手段に出ている。ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。欧州各国の政府は、IT企業の所有者に対してそのサーバーが発する熱を住宅の暖房に使用するよう強いることを決定した。 2023年1月5日, Sputnik 日本

2023-01-05T21:53+0900

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エネルギー危機

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欧州にあるIT企業のデータセンターで使用されているIT機器は大量のエネルギーを消費しており、そのエネルギーはその後データセンター内の何万台ものサーバーが発する熱の形で温風として排出されている。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、寒さ対策に必死の政府や住民は、特に欧州に影響を与えた世界的なエネルギー危機の状況の中でこのような浪費を容認することはできないと考えているという。ウォール・ストリート・ジャーナルは、マスコミからの絶え間ない批判や当局からの圧力を受けて、アイルランド、デンマーク、フィンランドではアマゾン、アップル、マイクロソフトなどの大手IT企業の所有者がデータセンターを地域の暖房システムと結ぶ計画を始めたと報じている。なお、電気料金が急騰する前は、熱を回収して再利用するための高価なシステムに投資することはIT企業の所有者にとって不利だったという。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、グーグルは、このような計画の1つをすでに実施したと発表した。またメタは、2023年に1万1000世帯分の暖房に相当する熱を提供する計画であり、オランダでは10のデータセンターが熱を提供しているという。スプートニク通信は先に、人類が消費するエネルギーの半分は暖房に使われ、そのうちの約50％が家庭での暖房や給湯に費やされていると報じた。関連ニュース

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