陣営対立思考はアジア太平洋地域に持ち込むな 中国が日英に手厳しい発言

© AP Photo / Mark Schiefelbein中国外交部の汪文斌報道官
中国外交部の汪文斌報道官 - Sputnik 日本, 1920, 11.01.2023
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中国外交部の汪文斌報道官は11日の記者会見で、日英の防衛協力が、アジア太平洋地域に時代遅れの陣営対立の考え方を持ち込むのではなく、両国間の相互理解と信頼を促進すべきであるとの考えを示した。これは、リシ・スナク氏が率いる英国首相官邸が同日に日本と防衛協力協定を締結すると発表したのに対して、汪報道官が明らかにしたもの。
記者会見で汪氏は、「アジア太平洋地域は平和的発展の場であり、地政学的ゲームの舞台ではない。中国はすべての国々の協力パートナーであり、あらゆる国に対して挑む国家ではない」と指摘した。

「関係国間の防衛協力は、国家間の相互理解、信頼、協力を育むべきであり、架空の敵を作り出したり、ましてやアジア太平洋地域に陣営対立という時代遅れの考えを持ち込むべきではない」

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英国は11日、日本と「円滑化協定(RAA)」を締結する。これにより、英国は、日本と共同軍事訓練や作戦を提携する欧州初の国となる。英国首相官邸の発表によると、この協定は、日英両政府の防衛協力として(日英同盟が締結された)1902年以降で最も重要なものとなる。両国は2022年5月、RAA 交渉について大枠合意した。日本は2022年、オーストラリアと同様の協定を締結している。

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