クナシル島に大量のイワシ類の死骸 ロシア水産庁

© 写真 : Sakhalin-Kuril Territorial Administration of the Federal Agency for Fisheriesクナシル島に流れ着いた大量のイワシ類の死骸
クナシル島に流れ着いた大量のイワシ類の死骸 - Sputnik 日本, 1920, 14.01.2023
サイン
ロシア極東・サハリン州のクナシル島(日本名:国後島)の海岸に大量のイワシ類の死骸が打ち上げられた。ロシア水産庁サハリン・クリル支部が明らかにした。
同庁の職員が現場を確認したところ、クナシル島にあるペルブヒン入り江で、砂浜全体がイワシ類の死骸で埋め尽くされていた。一方、原因となりうる明らかな汚染状況は確認できなかったという。また、同庁はサハリンやクリル諸島ではこうした現象が起こることはしばしばあると指摘している。
この現象について、海洋地学が専門のモスクワ大学のセルゲイ・ムハメトフ上級講師は「イワシ類のエサとなるプランクトンが夜になると水面に移動するのに合わせ、イワシ類の群れも移動し、水面近くの激しい波にさらされたことで浜辺に打ち上げられた可能性がある」と説明。オホーツク海や日本海は秋から冬にかけたこの時期や夏の台風の時期に時化ることが多いという。ただ、これは生息数の減少に影響を及ぼすものではないとしており、周辺地域での漁獲量への大きな影響はないとみられる。
関連ニュース
2023年の露日の漁獲割当量は削減
北朝鮮産シジミを国産やロシア産と偽装か 山口県の商社などを一斉捜索
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала