マネキンにポリ袋 アフガンのアパレル店、タリバン要求に試行錯誤
© AP Photo / Ebrahim Noroozi黒いポリ袋で頭部が覆われたマネキン
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サイン
タリバン暫定政権下のアフガニスタンの首都カブールでは、衣服店のマネキンの頭部がポリ袋やアルミホイルで覆われている。各国メディアが伝えている。
インドテレビ「NDTV」によると、アフガニスタンのタリバン暫定政府(タリバンは国連の制裁下にある国際テロ組織)は、イスラム法を厳格に遵守する立場から、政権奪取当初からマネキンの頭を取るように求めてきたという。SNSユーザーからは次のような皮肉めいた意見もあがる。
「タリバンは最初、アフガニスタンの女性マネキンを『斬首』するように求めていましたが、今はありがたいことに理解と共感が芽生え、ポリエチレンの袋で顔を覆うように求めるだけです。まるで窒息させられているようですね」
#Taliban ordered #shopkeepers in #Kabul to cover #mannequins & not sell clothes “against the #Sharia” pic.twitter.com/4HQriZWC4T
— Reporterly (@Reporterlyaf) November 14, 2022
#Kabul’s mannequins, hooded and masked under #Taliban rules#Afghanistan #thereference pic.twitter.com/lCGozYgpfs
— the reference (@thereference3) January 16, 2023
また、AP通信はカブール市内の複数の衣服店の店主の声を伝えている。そのうちの1人、バシールさんは不格好なマネキンではなく、お祭りの装飾を施してマネキンの顔に仮面をつけた。また、別の店のハキームさんはアルミホイルをマネキンの顔に巻いた。そうすることで、むしろ以前より魅力的にみえると考えているという。
このようにしてカブールのアパレルショップはあの手この手で、タリバン政権下のルールにうまく順応したり対抗したりしている。一方で、タリバンの政策を非難する店主もいる。
「マネキンが偶像でないことくらい誰でも知っているし、誰も崇めようとなんてしない。どこのイスラム教の国でも服を並べるためにマネキンくらい使っている」
アフガニスタンではタリバンが女性による抗議活動を防止するために婦人警官部隊を創設している。
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