日本 記録的貿易赤字の中、対ロシア輸出30%減、ロシアからの輸入は成長

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コンテナ船「Fesco Diomid」 - Sputnik 日本, 1920, 19.01.2023
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2022年を記録的な貿易赤字で終えた日本は、対ロシア輸出を29.8%縮小させた。日本の財務省のデータで明らかになった。
昨年の貿易統計によると、赤字額は19兆9700億円。1979年に統計が開始して以来、最も高い数字となった。記録的数字の主な要因は世界的なエネルギー価格高騰と円安という。

日露の貿易高は拡大

制裁にもかかわらず、2022年のロシアからの輸入量は26.2%増の1兆9500億円(約1520億ドル)。ロシア産LNG(液化天然ガス)の輸入量は4.6%増、金額ベースでは82.4%増となった。
またLNG以外にもロシアからの輸入量で伸びを見せたのが魚類(13.8%増)、肉(25%増)、果物(1%増)、大豆(24%増)で、逆に輸入量を減少させたのが穀物(38.5%減)、非鉄金属鉱石(38.8%減)、非鉄金属(20.8%減)、鉄鋼製品(23.4%)だった。
カムチャツカのカニ - Sputnik 日本, 1920, 22.10.2022
【解説】制裁発動中であるにもかかわらず、ロシア産のタラバガニとすり身が日本に大量に運ばれている

ほぼ全ての品目で貿易縮小

対ロシア輸出は29.8%減のマイナス6050億円。日本側の対ロシア貿易赤字は96.2%増となった。
2022年の日本の対ロシア輸出は医療製品と非鉄金属を除いた全品目で減少。輸出量減は特に、一般自動車(4.7%減)、同交換パーツ(64.2%)で、その他はプラスチック製(67.1%減)、ゴム(74.5%)、AV機器(85.2%減)。
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