【解説】ドイツ新国防相ピストリウス氏の経歴と政治的見解

© AFP 2023 / Tobias Schwarz ドイツ新国防相ピストリウス氏
ドイツ新国防相ピストリウス氏 - Sputnik 日本, 1920, 20.01.2023
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ドイツ政府は17日、わずか13カ月で辞任したランブレヒト国防相の後任にニーダーザクセン州のボリス・ピストリウス内相を指名した。ピストリウス氏は、ショルツ独首相と同じ社会民主党に所属している政治家。2013年にニーダーザクセン州の内相に任命される前は、2006年から約7年間同州オスナブリュックで市長を務めていた。
オスナブリュック生まれ。母親はニーダーザクセン州議会の議員だった。ピストリウス氏は、ミュンスターとオスナブリュックで法律と貿易を学んだ。1980年から1981年にかけて兵役を務めた。2015年にがんで亡くなった妻との間に2人の娘がいる。
独ランブレヒト元国防相 - Sputnik 日本, 1920, 17.01.2023
ランブレヒト氏は「ラムシュタイン会議」でドイツにとって不利な存在=独軍事専門家
ピストリウス氏は、ドイツがウクライナ紛争に間接的に関与することを支持している。同氏は、国防相への指名を受けて記者団を前に「このような大きな任務に対して謙遜心と敬意」を抱いていると述べた。
「 国防省は常時、平時も大きな任務を担っているが、ドイツ連邦共和国として戦争に間接的に関与しているときはなおさらだ」
ピストリウス氏は軍について、「ウクライナにおけるロシアの侵略戦争に伴って生じた新たな状況に適応」しなければならないとの考えを示した。
「ドイツ連邦軍を将来的に強くしたい」
米国防総省 - Sputnik 日本, 1920, 30.09.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
米国はウクライナ支援を管理するコマンド・センターをドイツに設置する準備をしている=NYT
2018年、ドイツ社会民主党の政治家らはロシアに対する「友好的かつ批判的なアプローチ」を支持した。ピストリウス氏はそのうちの1人だった。同氏は対露制裁について、ドイツ経済に深刻なダメージを与え、ロシアのプーチン大統領の立場を強化したとの見方を示している。
「この状況は、制裁を見直す要因となるべきだ。目標を達成していないのであれば、正しい手段を用いているのかどうかを自問しなければならない」
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