https://sputniknews.jp/20230207/14854937.html
韓国兵の民間人虐殺、政府の賠償責任初めて認定 ソウル地裁
韓国兵の民間人虐殺、政府の賠償責任初めて認定 ソウル地裁
Sputnik 日本
ベトナム戦争中の1968年に起きた韓国兵による民間人の虐殺によって、家族を失い自身もけがを負ったなどとして、ベトナム人の女性が韓国政府を相手取り損害賠償を求めていた訴訟で、韓国ソウル中央地裁は7日、政府に約3000万ウォン(約320万円)などの支払いを命じた。聯合ニュースが伝えている。 2023年2月7日, Sputnik 日本
2023-02-07T21:32+0900
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聯合ニュースによると、韓国の裁判所がベトナム戦争中の韓国軍による民間人虐殺の責任を認定した初めての判例だという。女性は1968年、ベトナム中部のクアンナム省の村で韓国軍によって約70人が殺害された現場にいた。家族が殺されたほか、自身も撃たれて負傷したとして、2020年に韓国政府を相手取り、3000万ウォンの賠償を求めて提訴していた。政府側はベトナム、韓国、米国間で結ばれた約定書に基づき、女性は提訴できないとしていたが、裁判所はこれを退けた。また、韓国軍による虐殺の証拠ははっきりと証明されておらず、ベトナム戦争の現実を考慮すると正当防衛だったとする政府の主張も認められなかった。地裁は判決で「(韓国の)海兵隊の銃撃の結果、原告の家族は現場で死亡し、原告も重傷を負った」「明らかな違法行為」と指摘し、事件における韓国軍の責任を認めた。原告側は韓国の裁判所が大量虐殺を初めて公式に認定したことを歓迎するとしている。一方、政府側が控訴する可能性も残されている。ベトナム戦争をめぐっては1968年3月、米軍の部隊も中部クアンガイ省のソンミ村を襲撃し、500人以上の民間人を虐殺している。関連ニュース
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韓国兵の民間人虐殺、政府の賠償責任初めて認定 ソウル地裁
ベトナム戦争中の1968年に起きた韓国兵による民間人の虐殺によって、家族を失い自身もけがを負ったなどとして、ベトナム人の女性が韓国政府を相手取り損害賠償を求めていた訴訟で、韓国ソウル中央地裁は7日、政府に約3000万ウォン(約320万円)などの支払いを命じた。聯合ニュースが伝えている。
聯合ニュースによると、韓国の裁判所がベトナム戦争中の韓国軍による
民間人虐殺の責任を認定した初めての判例だという。
女性は1968年、ベトナム中部のクアンナム省の村で韓国軍によって約70人が殺害された現場にいた。家族が殺されたほか、自身も撃たれて負傷したとして、2020年に韓国政府を相手取り、3000万ウォンの賠償を求めて提訴していた。
政府側はベトナム、韓国、米国間で結ばれた約定書に基づき、女性は提訴できないとしていたが、裁判所はこれを退けた。また、韓国軍による虐殺の証拠ははっきりと証明されておらず、ベトナム戦争の現実を考慮すると正当防衛だったとする政府の主張も認められなかった。
地裁は判決で「(韓国の)海兵隊の銃撃の結果、原告の家族は現場で死亡し、原告も重傷を負った」「明らかな違法行為」と指摘し、事件における韓国軍の責任を認めた。
原告側は韓国の裁判所が大量虐殺を初めて公式に認定したことを歓迎するとしている。一方、政府側が控訴する可能性も残されている。
ベトナム戦争をめぐっては1968年3月、米軍の部隊も中部クアンガイ省の
ソンミ村を襲撃し、500人以上の民間人を虐殺している。