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中国の気球騒動で米国が回顧 ソ連開発の「エアロスタット・キラー」
中国の気球騒動で米国が回顧 ソ連開発の「エアロスタット・キラー」
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米空軍は今回、戦闘機F22ラプターで中国の気球を撃墜したが、ロシアはソ連時代にすでに高い高度でエアロスタットの標的を迎撃・撃墜できる特殊な航空機を製造していた。ソ連の「エアロスタット・キラー」について、軍事専門家のピョートル・ブトフスキー氏が米国の『ザ・ドライブ』誌で回想している。 2023年2月9日, Sputnik 日本
2023-02-09T06:25+0900
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エアロスタットは1956年以降、ソ連の軍事指導部にとって厄介な存在となった。エアロスタットには宣伝用のビラや爆弾、偵察用機材などが搭載される恐れがある。ソ連が1977年までに発見したエアロスタットは4112機。そのうち793機を撃墜している。気球の破壊には大量の弾薬が必要なため、ソ連は特殊な兵器を開発した。1978年には、特殊な電気光学照準器を搭載したエアロスタット迎撃用ジェット機M-17を製造。M-17の装備により、直径約30メートルのエアロスタットを最大40キロメートル離れた地点で探知することが可能になった。M-17は、遠隔操作式の固定式機関砲GSh-23を搭載していた。ソ連はまた、エアロスタットを破壊できる空中レーザー実験機A-60を開発した。レーザーは50秒間発射できるとされている。A-60のレーダーは、最大70キロ離れたエアロスタットを探知することができる。A-60は1981年に初飛行を行っている。
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中国の気球騒動で米国が回顧 ソ連開発の「エアロスタット・キラー」
米空軍は今回、戦闘機F22ラプターで中国の気球を撃墜したが、ロシアはソ連時代にすでに高い高度でエアロスタットの標的を迎撃・撃墜できる特殊な航空機を製造していた。ソ連の「エアロスタット・キラー」について、軍事専門家のピョートル・ブトフスキー氏が米国の『ザ・ドライブ』誌で回想している。
エアロスタットは1956年以降、ソ連の軍事指導部にとって厄介な存在となった。エアロスタットには宣伝用のビラや爆弾、偵察用機材などが搭載される恐れがある。ソ連が1977年までに発見したエアロスタットは4112機。そのうち793機を撃墜している。気球の破壊には大量の弾薬が必要なため、ソ連は特殊な兵器を開発した。
1978年には、特殊な電気光学照準器を搭載したエアロスタット迎撃用ジェット機
M-17を製造。M-17の装備により、直径約30メートルのエアロスタットを最大40キロメートル離れた地点で探知することが可能になった。M-17は、遠隔操作式の固定式機関砲GSh-23を搭載していた。
ソ連はまた、エアロスタットを破壊できる空中レーザー実験機A-60を開発した。レーザーは50秒間発射できるとされている。A-60のレーダーは、最大70キロ離れたエアロスタットを探知することができる。A-60は1981年に初飛行を行っている。