Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

ノルドストリーム爆破 「多くの事実がある」のにNATO緊急会議は行われない=露ザハロワ報道官

© Press service of The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation / メディアバンクへ移行露外務省ザハロワ報道官
露外務省ザハロワ報道官 - Sputnik 日本, 1920, 12.02.2023
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ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、米国の調査報道記者のシーモア・ハーシュ氏によるロシアのパイプライン「ノルドストリーム」爆破に関するリーク記事についてコメントし、「十分すぎるほどの事実がある」と表明。一方で、北大西洋条約機構(NATO)はこの問題について、いつ緊急首脳会議を行うのかと疑問を投げかけた。
ピューリッツァー賞受賞者でもある米ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏は8日、2022年6月に実施された軍事演習「バルトップス演習」を隠れ蓑にし、米海軍のダイバーが「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」の下に爆発物を設置したとする記事を発表した。そのなかでは、ジョー・バイデン米大統領がこの作戦を決定したと述べられている。米政権は、ハーシュ氏の記事は「真っ赤な嘘であり、完全な捏造」であるとし、すべての疑惑を否定している。
米国務省報道官が熱弁、米国はロシアのパイプラインを爆破していない - Sputnik 日本, 1920, 10.02.2023
米国務省報道官が熱弁、米国はロシアのパイプラインを爆破していない
ザハロワ報道官は、自身のテレグラム・チャンネルに次のように綴った

それで?新参者や役立たずのNATO専門家は「その可能性が高い」事実があると言って、年に一度、定期的に何もないところから不条理な告発をしているが、どこにいるのだろうか。彼らは事実を示したことが一度も、誰にもない。パイプラインの爆発、動機、ジャーナリストが入手した状況証拠など、十分すぎるほどの事実がある。では、この事態に対処するために、NATOはいつ緊急首脳会議を行うのだろうか?

爆発テロ発生3ヶ月前の6月、NATOの海軍機が現場周辺の海域を定期的に旋回していたことが、航空機の位置を追跡するサービス「Flightradar24」のデータで明らかになった。「Flightradar24」のデータで新たに明らかになったのは、爆発テロ発生の3ヶ月前の6月8日~16日、独米の哨戒機「P-3・オリオン」や「P-8・ポセイドン」が現場周辺を定期的に飛行していたということ。これらの哨戒機は現場周辺で高度を下げており、ほぼ毎回無線中継機の通信が途絶え、一部の飛行履歴が表示されなくなっている。
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