Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
戦車「レオパルト」他、ウクライナへの武器供与状況
独は1月25日、ウクライナに自国製戦車「レオパルト2」14台を供与し、他国にも同戦車の供与を許可すると決定。ピストリウス独国防相は供与を「3月末まで」に行うと明言した。米国も同日、M1エイブラムス戦車31台のウクライナ供与の意向を表明。独の決定を待っていた英仏、ノルウェー、ポーランドが次々に「レオパルト2」の供与を宣言した。ウクライナは最初の調達で12か国から最多で140台が受領可能と踏んでいる。スプートニクはウクライナへの武器供与状況について、戦場で会する各国の戦車の性能比較をまとめた。

英戦車「チャレンジャー2」の欠点 ウクライナ軍にとっての有用性に疑問=米軍事誌

© 写真 : Crown Copyright 英製戦車「チャレンジャー2」
英製戦車「チャレンジャー2」 - Sputnik 日本, 1920, 07.03.2023
英国製の主力戦車「チャレンジャー2」はその様々な欠点により、戦場のウクライナ軍にとって本質的な助けとはならない。こうした見解を米軍事誌「Military Watch」が紹介している。
「Military Watch」によると、英国製「チャレンジャー2」は4月中旬にも第1弾がウクライナに引き渡される。だが、ウクライナ軍の需要に対するこの戦車の適格性には疑問が残るとして、次のように指摘している。

「ウクライナにとってないよりはあったほうがいいことに間違いはないが、この戦車の欠点により、戦場での実際の有用性は最小限に縮まってしまう恐れがある」

まず第一に欠点として挙げられているのは、主砲に国際的に主流ではないタイプが採用されていることだ。独製の「レオパルト2」や米製の「M1エイブラムス」は滑腔砲を採用しているのに対し、「チャレンジャー2」はライフル砲となっている。一般的にライフル砲は命中精度が高いなどメリットもあるが、弾の種類によっては威力や精度を大きく損なうことになるという。また、「レオパルト2」などほかの西側諸国から供給される戦車用の弾薬との互換性がないとも同誌は指摘している。
独製主力戦車「レオパルト2」 - Sputnik 日本, 1920, 28.02.2023
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また、防御面については砲台の装甲を高く評価している一方で、車体はシンプルな鋼鉄の装甲で、複合材や爆発反応装甲もないとしている。このため、ソ連製の旧世代戦車と同じように一発砲弾が当たれば壊滅的な損傷を受ける可能性があるという。
このほか、戦車同士の撃ち合いはまれであるのに対歩兵用の爆発性の高い砲弾などがない、赤外線暗視装置が旧型、メンテナンスの複雑性、65~70トンという重量のため橋への適合性が低いなどのデメリットが挙げられている。いかに西側の技術を詰め込んだ主力戦車といえども、それだけで「魔法の兵器」とはなりえないというわけだ。
スプートニクはこれまでに、アラブ首長国連邦(UAE)で行われた国際兵器見本市「IDEX 2023」に出展されたロシアの最新兵器についてインフォグラフィックをまとめた。
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