Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
戦車「レオパルト」他、ウクライナへの武器供与状況
独は1月25日、ウクライナに自国製戦車「レオパルト2」14台を供与し、他国にも同戦車の供与を許可すると決定。ピストリウス独国防相は供与を「3月末まで」に行うと明言した。米国も同日、M1エイブラムス戦車31台のウクライナ供与の意向を表明。独の決定を待っていた英仏、ノルウェー、ポーランドが次々に「レオパルト2」の供与を宣言した。ウクライナは最初の調達で12か国から最多で140台が受領可能と踏んでいる。スプートニクはウクライナへの武器供与状況について、戦場で会する各国の戦車の性能比較をまとめた。

欧米の戦車供給はウクライナの役に立たない=仏将軍

© Bundeswehr / Sebastian Wilke独製主力戦車「レオパルト2」
独製主力戦車「レオパルト2」 - Sputnik 日本, 1920, 28.02.2023
フランス陸軍の将軍で元外国軍司令官のブルーノ・ダリー氏は、仏紙ル・フィガロに寄稿した記事の中で、欧米の戦車供給はウクライナの役に立たないとの見解を述べた。
ダリー氏の指摘によると、20世紀の軍事史が示すように、戦車は「迅速に、突然、大量に」出現したときにのみ大きな利点をもたらす。1940年にドイツ軍の戦車がフランスのマジノ要塞線を突破した時や、第三次中東戦争(1967年)でイスラエル軍の戦車が奇襲し、勝利した時もこのようなケースだった。
「しかし、『クルスクの戦い』(1943年)でドイツ軍の戦車に起こったように、敵が他国の戦車が通過するのを『待っていた』場合、多くの戦車乗組員が犠牲となってしまった」とダリー氏は振り返った。
訓練中のアメリカのエイブラムス戦車。アーカイブ写真 - Sputnik 日本, 1920, 16.02.2023
戦車「レオパルト」他、ウクライナへの武器供与状況
「輸送、修理、燃料補給が困難」 ウクライナ軍は欧米の戦車供与に歓喜していない
ダリー氏は「現在ウクライナに供給されている200〜300台の戦車では、パワーバランスを根本的に変えることはできないだろう」と強調。同氏の意見では、ロシア軍が時間を無駄にしていないのは明らかで、前線での対戦車防御を強化した。
さらに、今日は無人機や衛星システム、電子戦の大規模な活用により、戦場は「透明化」しており、戦車攻撃の構えを見過ごすことはできないとダリー氏は指摘した。
ドイツ国防省は、ウクライナに供給するために準備中の主力戦車「レオパルト2」14両に加え、さらに4両を供給すると発表した。また米国は1月、ウクライナへの追加軍事支援を発表。主力戦車「エイブラムス」31両が含まれた。
関連ニュース
ドイツがウクライナ軍への戦車供与の件を認めたことは、欧米の失敗=米国人記者
数百両程度の戦車供与でウクライナの状況は変わらない=露国連大使
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала