Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
2022年2月にロシアが特別軍事作戦を開始して以来、 米国などの西側諸国はウクライナへ重装備の供与をはじめ、積極的な軍事支援を行っている。特に、ウクライナはすでに対戦車ミサイル「ジャベリン」、携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」、戦車「レオパルト」、「M1エイブラムス」、「チャレンジャー」、防空システム「パトリオット」、多連装ロケット砲「ハイマース」、巡航ミサイル「ストームシャドウ」などの兵器を受領している。スプートニクはウクライナへの兵器供与を注視し、その特徴や戦場での能力をまとめた。

「輸送、修理、燃料補給が困難」 ウクライナ軍は欧米の戦車供与に歓喜していない

© Sputnik / Sergey Melkonov / メディアバンクへ移行訓練中のアメリカのエイブラムス戦車。アーカイブ写真
訓練中のアメリカのエイブラムス戦車。アーカイブ写真 - Sputnik 日本, 1920, 16.02.2023
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ラジオ局「Europe1」は、欧米がウクライナへの供与を決めた戦車について、その輸送、修理、燃料補給が難しいことから、ウクライナ軍は戦場での効果が期待されるほど高くないのではないかと真剣に懸念していると報じた。またウクライナ軍は、戦車兵のあまりにも性急な訓練は戦力の過剰な損失につながるのではないかと危惧しているという。
戦車をめぐる困難は、ロシアとより効果的に対決するために欧米がウクライナに供与を約束した戦車の第1陣到着に伴い、すでに生じていた。Europe1によると、まず第一に、これらの戦車をウクライナ領土へ送り届けるためには極めて入念な組織が必要とされる。戦車の引き渡しは夜間に行われなければならならず、目的地に到着するまでに何度も停車する多くの場所はロシアの衛星やドローン(無人機)によって検知されないようにするため慎重に選ぶ必要がある。
戦闘機 - Sputnik 日本, 1920, 26.01.2023
ウクライナでの露特別軍事作戦
西側はウクライナへの戦闘機供与を検討している=メディア
二つ目に、ウクライナの将校らは、欧米の重戦車を修理したり燃料を補給するためのルート構築も深刻な問題だと考えているという。なぜなら、たとえば、米製戦車「エイブラムス」はガスタービンエンジンを採用しているため航空燃料を用いており、この燃料もどこかから特別に供給する必要があるからだ。
Europe1によると、ウクライナの戦車兵は、古い戦車よりも改良された現代戦車のほうが使いやすいことを認めているが、ドイツ製戦車「レオパルト1」については、旧ソ連の古い戦車「T64」に対して速度以外に大きな利点を持っているかどうか疑いを抱いているという。さらにEurope1は、あまりにも性急な戦車兵の訓練はネガティブな結果につながる可能性があると指摘している。Europe1のインタビューに応じたウクライナ軍将校の1人は、より単純な古い戦車の場合でさえ、自身が率いる部隊が約1か月で戦車30両のうち20両を失ったことを認め、その戦車には期間が短縮された訓練を受けた兵士らが搭乗していたと語った。
ドイツの防衛企業ラインメタル社のアーミン・パッパーガー社長は先に、ドイツ政府がウクライナへの新たな戦車の供与に同意すれば、ウクライナ軍により新たな戦車「KF-51パンター」を供与する可能性があると述べた。
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