【図説】米国の核兵器は欧州のどこに配備されているか

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3月25日、ロシアのプーチン大統領はベラルーシへのロシアの戦略核兵器の配備を宣言した。これは国際的な義務には違反していない。プーチン大統領はこの決定について、米国およびその連合国らが欧州に核兵器を配備していることへの返答だと説明している。
スプートニクは欧州の核配備状況を地図で記した。
ベラルーシへの核配備と言うロシアの決定はウクライナに劣化ウラン弾を供給するという英国の決定に対する報復になった。ロシアの決定は西側諸国に強い否定的な反応を呼んだ。欧州連合上級代表兼欧州委員会副委員長のジョゼップ・ボレル氏はベラルーシにも新たな制裁の対象になると警告した。
プーチン大統領は、ロシアはベラルーシに核兵器を譲渡するのではなく、核配備を行うだけであり、これは新START条約に違反しないと強調している。
NATOは欧州ではベルギー、ドイツ、オランダ、イタリア、トルコに軍事基地を保有しており、ポーランドも核配備を要請している。英仏は核保有国だ。2022年11月、フィンランドがNATOへ加盟申請を行っていることを理由に、フィンランドへの核配備の可能性が議題に挙げられた。
欧州の核の脅威はプーチン大統領がロシアは新戦略兵器削減条約(新START)への参加を停止すると宣言した後、さらに増した。ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ次官はロシアは米国との新START条約の交渉の場に戻る可能性を否定し、ロシアが交渉の場に戻るためには、米国の敵対的な対露政策が変わることが前提条件となりうると指摘した。
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