プーチン大統領、新たな対外政策概念を承認

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ロシアのプーチン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 31.03.2023
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ロシアのプーチン大統領は31日、新たな対外政策概念を大統領令によって承認した。
プーチン大統領は、国際舞台における深刻な変化により、重要な戦略文書を修正することになったと強調した。プーチン大統領によると、外務省がその他の関係官庁と連携して、対外政策概念を現代の現実に適合させるための骨の折れる作業を行った。

「発表された概念は、国際問題に関する我われの今後の作業のための確固たる教義的基盤になると思う」

改定された対外政策概念の主な規定は以下。
ロシアは自らを西側の敵とはみなしてはおらず、西側から孤立もしてもおらず、敵意も持っていない。
ロシアは、西側が対立の無益さに気づき、対等な協力関係に戻ることを期待している。
モスクワは、米国の方針を自国の安全保障および世界の平和にとってのリスクの主な根源とみなしている。
世界における米国支配の痕跡を消すことに対して、注意が優先的に払われる。
モスクワは、相互主義の原則に基づいて、すべての国に平等に安全を確保することを目指す。
中国およびインドとの関係の包括的な深化ならびに連携は特に重要な意味を持っている。
旧ソ連諸国における主な目標は、この地域を平和、善隣、繁栄のゾーンにすること。
また概念によると、他国に対するロシアの態度はそれらの国の建設的、中立的、または非友好的な政策によって決まる。また概念では、ロシアは自国とその同盟国への攻撃を撃退および未然に防ぐために軍を使用することができると述べられている。
ロシアはまた、世界戦争が始まるための前提条件および核兵器使用のリスクを排除することに特別な注意を払うという。
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