米空軍、若者の肥満問題で入隊条件緩和 体脂肪率は最大36%まで可

© 写真 : Public domain / Yvonne Najera米軍兵士
米軍兵士 - Sputnik 日本, 1920, 08.04.2023
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米国の若者の間で肥満問題が急増しているなか、米空軍はこのごろ、入隊条件となっていた新兵の体脂肪率の上限を最大36パーセントに引き上げた。入隊条件を緩和することで人手不足の解消に繋げたい考えだ。米「FOX News」が伝えている。
「FOX News」によると、米空軍は新兵の入隊条件になっている体脂肪率の上限値を、男性は従来の20パーセントから26パーセントに、女性は28パーセントから36パーセントにそれぞれ引き上げた。
この措置は、米軍の人手不足や若者の肥満率の上昇などを背景に、より幅広い米国人の若者に軍務への門戸を開くことを目的にしている。一方、高い体脂肪率での入隊は認められるものの、その後は他の軍人らと同じウエスト・身長比などの身体基準を満たす必要があるという。いずれにせよ、入隊後の厳しい訓練に耐えられれば、おのずと理想的な身体に近づくことができると考えられている。
米軍の抱える深刻な兵員不足 どこに原因 - Sputnik 日本, 1920, 02.07.2022
米軍の抱える深刻な兵員不足 どこに原因
今年の米空軍の採用人数は、目標定員より約10パーセント少なくなると予測されており、人手不足が深刻化している。
米軍新兵をめぐっては、「太り過ぎ」の問題がこれまでにも指摘されている。米国の若者のうち軍の要件を満たしているのはわずか23%だとする分析もあり、米軍は新たに予備コースを設けるなどして対策を急いでいる。
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