ガラパゴス諸島の深海で手つかずのサンゴ礁が見つかる

© 写真 : L. Robinson (U. Bristol), D. Fornari (WHOI), M. Taylor (U. Essex), D. Wanless (Boise State U.) NSF/NERC/HOV Alvin/WHOI MISO Facility, 2023 ©Woods Hole Oceanographic Institution見つかったサンゴ礁
見つかったサンゴ礁 - Sputnik 日本, 1920, 19.04.2023
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東太平洋のガラパゴス諸島(エクアドル)周辺の深海調査で、これまでに人間の活動に全く影響を受けたことのない古いサンゴ礁が発見された。米ウッズホール海洋研究所などの話として、ロイター通信が伝えている。
絶滅危惧種の鳥や動物たちの最後の避難所としても有名で、チャールズ・ダーウィンが進化論を提唱するきっかけにもなったガラパゴス諸島は、再びセンセーションを引き起こそうとしている。手つかずのサンゴ礁は、水深400~600メートルの深海で見つかった。ここはこれまで海図には記されていなかった海底山の山頂となっており、ガラパゴス諸島の中心に位置している。サンゴ礁の半分以上は生きており、全長は2キロメートルにも及ぶ。研究チームは「HOV Alvin」という探査艇の力を借りて発見に至った。
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研究チームは「ガラパゴスのサンゴ礁の特徴は、その他の世界の海で出くわすものと比べて、とても古く手つかずであることです。これは過去の海洋環境について知り、現在の気候変動を理解する一助になるでしょう」と指摘している。エクアドル環境省はこの発見を受け、サンゴ礁周辺に新たな海洋保護区を設置する方針を示している。
スプートニクはこれまでに、オーストラリアのグレートバリアリーフで、気候変動の影響でサンゴのほとんどが白化していることについて報じた。
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