米国防総省の流出文書からカナダとNATO加盟国間の確執が明らかに=米紙
2023年4月20日, 09:32 (更新: 2023年4月20日, 15:18)
© AFP 2023 / Robyn Beck米国防総省の流出文書からカナダとNATO加盟国間の確執が明らかに=米紙
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ジャスティン・トルドー首相は北大西洋条約機構(NATO)の高官らに連絡した中で、防衛に必要な支出に関する同盟間の計画をカナダが遂行することはないと伝えた。米紙ワシントン・ポスト(WP)が国防総省の流出文書を引用して報じた。
流出文書によると、カナダは軍事分野で「あらゆる手抜かり」を犯していることから、安全保障分野におけるパートナー国、及び同盟国との関係を損ねる可能性があるという。
Exclusive: Prime Minister Justin Trudeau has told NATO officials privately that Canada will never meet the military alliance’s defense spending target, according to a leaked secret Pentagon assessment obtained by The Post. The document’s anonymous authors say Canada’s… pic.twitter.com/sTrAhE8gs3
— The Washington Post (@washingtonpost) April 19, 2023
報道によると、カナダ軍は2月、ラトビアに駐留するNATO部隊の指導、及びウクライナへの支援を継続しながら、さらに大規模な演習を展開することはできないとの結論に達したという。
この文書ではカナダの防衛政策、及び優先事項に対する同盟国の不満や不安が記されているとのこと。その例としてドイツはカナダ軍がNATOに対する義務を遂行しながら、ウクライナへの支援を継続できるのかについて、懸念を抱いているという。また、トルコはカナダ軍が2月の大震災後に人道支援物資の輸送を拒否したことに「失望」しているとのこと。
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