https://sputniknews.jp/20230421/iss--15744075.html

未来のISS 　エアバスが多機能宇宙モジュールのコンセプトを発表

未来のISS 　エアバスが多機能宇宙モジュールのコンセプトを発表

Sputnik 日本

欧州の航空宇宙大手「エアバス」は、既存の宇宙ステーションよりも広くて快適な多機能宇宙モジュール「LOOP」のコンセプトを発表した。同社によると、LOOPは2030年代初頭、つまり国際宇宙ステーション（ISS）が寿命を迎える頃に、飛行に関わる準備が整う可能性がある。 2023年4月21日, Sputnik 日本

2023-04-21T06:00+0900

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開発者によると、多目的軌道モジュール「LOOP」の基本構成は3つのデッキであり、それらのデッキは庭や菜園として使える温室に囲まれたトンネルでつながっている。この3つのデッキとは、リビングデッキ、サイエンスデッキ、そしてモジュールの乗組員にかかる無重力状態の負担を軽減するために人工的に重力を作り出すことができる遠心分離機デッキだ。同モジュールの直径と全長は約8メートルで、最大8人の乗組員を快適に収容できる。また、モジュールの頑丈な外殻は、宇宙飛行士をあらゆる外的影響から最大限に保護する。さらに、このモジュールは次世代超大型ロケットのフェアリングに簡単に設置できるように設計されている。このため、このモジュールは1回の打ち上げで宇宙空間に展開でき、軌道投入後すぐに居住可能な状態にすることができるという。エアバスによると、LOOPにおける利点は、各デッキが個々の要件やタスクに容易に適応できることだという。さらに、このモジュールをいくつか組み合わせることで、より大きな宇宙ステーションにする選択肢もあるという。スプートニクは以前の記事で、ISSが人類にとって必要である理由をいくつか挙げて説明している。関連ニュース

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