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穀物合意 現状と今後の展開
ロシアとウクライナの間の紛争は世界の食料安全保障は問題が先鋭化した。両国ともに農業生産物の輸出大国に数えられるが、戦闘開始後は、穀物の港からの積み出しが難しくなった。これを解決するためロシア、ウクライナ、トルコ、国連は2022年7月22日、穀物合意を締結。合意はウクライナ産穀物を黒海を通って安全に輸送する回廊の設置とロシア産生産物と肥料への禁輸制裁の解除が目的だったが、これが誠実に遂行されていないことにロシア外務省は憂慮を表し、西側諸国の合意違反を非難。この特設コーナーは穀物合意問題についての最新のニュースをご紹介しています。

【図説】穀物合意延長 ロシアが提示する条件

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ロシア、トルコ、ウクライナ、国連の4者が締結した「黒海イニシアチブ」は今年3月18日、60日間の延長で合意がなされた。5月18日が期限となっているが、ロシア外務省は、ロシア産農産物の輸出に関連する5つの問題の解決に進展がない限り、協定延長の可能性はないとしている。
2022年7月末に締結された「黒海イニシアチブ」は、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連の4者が締結した黒海経由のウクライナ産穀物の輸出に関する協定と、ロシアと国連の間で合意したロシア産食品及び肥料の輸出制限解除に関する覚書の2つから成る。
ロシア産食品及び肥料に関する覚書の有効期間は3年となっているが、ロシア側はこの覚書が履行されていないと主張し、黒海イニシアチブの延長期間を60日とした。なお、ウクライナ側は120日間の延長を主張している。
ロシアが提示する穀物合意延長のための条件を、スプートニクがお伝えする。
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