ウクライナ政府内で反転攻勢の失敗は暗黙の了解=英紙
© 写真 : The Presidential Office of Ukraineウクライナ政府内で反転攻勢の失敗は暗黙の了解=英紙
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ウクライナ政府高官は反転攻勢が成功するとは確信しておらず、西側が兵器供与及び財政支援を中止する可能性を懸念している。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。
FTはウクライナ政府内の動きついて次のように伝えている。
とある政府高官が指摘したところによると、閉ざされたドアの向こうで一部高官らは極めて現実的で、極めてプログマティックな立場をとっている。
Ukraine has spent months assembling a dozen new assault brigades and training some 40,000 new troops to bolster its forces.
— Financial Times (@FinancialTimes) May 12, 2023
That counter-offensive is expected to come any day now — and some say it has already started https://t.co/r4x3F9RTAa
報道によると、ウクライナ高官らは「少なくとも今年中に」ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポロジエ州、ヘルソン州を制圧できるとは考えていないという。 そこで高官らは仮に反転攻勢で領土の大規模な奪還が実現しない場合、西側がその支援に疑いを持ち、ロシアとウクライナに停戦交渉を進めるよう要求するようになるとの懸念を抱いている。また、米国政府の一部高官らは連邦議会及び米国市民を説得させる上でも、戦場での成果が必要だとウクライナ側に伝えているという。
なお、FT紙は先にウォロディミル・ゼレンスキー大統領が反転攻勢の開始を遅らせると表明した点について、西側にさらなる兵器供与を急がせるのが狙いと報じている。
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