欧米の望みは平和ではなく、戦争=メドベージェフ氏

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ロシア国家安全保障会議ドミートリー・メドベージェフ副議長 - Sputnik 日本, 1920, 23.05.2023
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ロシア国家安全保障会議ドミートリー・メドベージェフ副議長は5月23日、TVロシア・トゥディ局の特別インタビューに応じた中で、自身の露大統領、首相就任時代、西側諸国との交渉に費やされた時間は無駄だったとの考えを示し、理由として欧米は「平和ではなく、戦争を望んでいる」からだと説明した。

「彼らが望んでいるのは平和ではなく、戦争です。彼らは協力を欲していません。欲しているのは対立です。彼らはあらゆる手段を使って、わが国を侵害しようとしているのです。そういう性格なのです」

また、NATOは真面目に核の黙示録の脅威がありうると考えているのかという質問に対して、メドベージェフ副議長は次のように答えている。

「NATOはこうしたシナリオがありえるとは真面目に考えていません。そうでなければ、NATOはウクライナ政府にあれだけ危険な兵器を供給しないはずだからです。つまり、どうやら彼らは、核戦争、または核の黙示録はありえない。なぜならこれは絶対にありえないことだからだ、と考えているようですが、これは彼らの間違いです。ある時点で、まったく予測不可能な方向に事が進展するかもしれません。そうなれば責任はすべてNATOにあるのです」

また、メドベージェフ副議長はウクライナ紛争での米国の最終目標はロシアという国の破壊だと述べた。
また、米国はガスパイプライン「ノルド・ストリーム」を破壊したことに対し、ロシアに補償すべきかとの質問に、メドベージェフ副議長は「ノルド・ストリームの被害だけではありません。米国の援助と支援によって破壊されたアルチョモフスクやマリウポリ、その他、夥しい場所を復興するために、資金を返すか、少なくともその手段を講じるべきです。米国の資金で復興するために」と答えた。
シーモア・ハーシュ氏 - Sputnik 日本, 1920, 24.03.2023
米国人記者シーモア・ハーシュ氏による調査
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メドベージェフ副議長はさらに、「ノルド・ストリーム」の爆破に関与していないという米国の主張は説得力に欠けると付け加えている。
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