ロシアのパイプライン爆破、実行犯はウクライナ人＝英紙
2023年5月25日, 13:30 (更新: 2023年5月25日, 14:19)
© 写真 : Kustbevakningen
サイン
ドイツの連邦刑事庁（BKA）はロシアのパイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」に対する爆破工作でウクライナ側が関与したことを示す証拠を確認している。英紙タイムズが報じた。
ドイツ当局はロシア船籍の運航状況を検討した結果、ロシアがノルドストリームの爆破に関与していないとの結論に至った。同時にドイツ政府はウクライナが爆破に関与したことを示す証拠を発見したとしている。
タイムズ紙によると、ドイツ当局はアンドロメダという名称のヨットに着目したという。これはポーランドの会社がドイツ北部のロストク港でレンタルしているもので、爆破の数週間前にレンタルされていた。アンドロメダは爆破が起こったデンマーク領エルソルメネ島に事件前日に停泊していたことが明らかになっている。ヨットからは水中でも起爆が可能な爆発物の痕跡が確認されている。
According to The Times, German investigators are skeptical that Nord Stream was blown up by the Russians. The investigations point to a Polish company that could cover Ukrainian secret services.
— Spriter (@Spriter99880) May 23, 2023
https://t.co/5fph96hnyo
ドイツ当局によると、実行に関与したのは5人の男性と1人の女性。いずれも偽造したブルガリアとルーマニアのパスポートでドイツに到着していた。その後、彼らは水深70メートルの深さに爆薬を設置するため、訓練を受けた潜水士を運ぶためにヨットを使用した。
5月21日、ドイツメディアはスウェーデン、ポーランド、デンマークメディアとの協力で調査報告書を発表した。これらの報告書ではウクライナの関与が指摘されている。
報道によると、問題のアンドロメダ号はポーランドの旅行代理店を経由して予約されたという。この旅行代理店はウクライナ人が保有するもの。また、キエフとオデッサに暮らすウクライナ人2人が関与したとも報じられている。
西側メディアでは米国による実行説も囁かれている。ファイル交換サービスMegauploadの創設者であるキム・ドットコム氏が2022年11月にTwitterに投稿したところによると、当時英国の首相だったリズ・トラス氏はパイプラインの爆破から1分後、米国のアントニー・ブリンケン国務長官に対し、自身のiPhone から「It’s done」とメールしたという。
How do the Russians know that the UK blew up the North Stream pipelines in partnership with the US?
— Kim Dotcom (@KimDotcom) October 30, 2022
Because @trussliz used her iPhone to send a message to @SecBlinken saying “It’s done” a minute after the pipeline blew up and before anybody else knew?
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