Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
2022年2月にロシアが特別軍事作戦を開始して以来、 米国などの西側諸国はウクライナへ重装備の供与をはじめ、積極的な軍事支援を行っている。特に、ウクライナはすでに対戦車ミサイル「ジャベリン」、携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」、戦車「レオパルト」、「M1エイブラムス」、「チャレンジャー」、防空システム「パトリオット」、多連装ロケット砲「ハイマース」、巡航ミサイル「ストームシャドウ」などの兵器を受領している。スプートニクはウクライナへの兵器供与を注視し、その特徴や戦場での能力をまとめた。

「ノーチャンス」 ウクライナ軍が攻勢で「レオパルト」「ブラッドレー」を損失 専門家が解説

© 写真 : Ministry of Defence of the Russian Federation「ノーチャンス」ウクライナ軍が反転攻勢中にレオパルドとブラッドレーを失ったことについて専門家が解説
「ノーチャンス」ウクライナ軍が反転攻勢中にレオパルドとブラッドレーを失ったことについて専門家が解説 - Sputnik 日本, 1920, 19.06.2023
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ウクライナ軍が西側の新型軍事装備である戦車レオパルトとブラッドレー歩兵戦闘車を失ったのは、ザポロジエ方面への反攻時にウクライナ軍が陥った「ロシアの火袋」によるものだと、ドイツの新聞「ターゲス・シュピーゲル」が報じた。

「ロシアの火袋」とは何か?

シュピーゲル紙の軍事アナリスト、トーマス・テイナー氏は、ロシアの攻撃ヘリと対戦車砲が、ロシアの防衛線を突破しようとしていたウクライナの装甲車団を巧みに待ち伏せし、破壊するものだと説明した。彼の意見では、ロシア軍の絶え間ない砲撃により、ウクライナ兵は「そこから脱出するチャンスがなかった」という。
テイナー氏は、ロシア軍の対戦車防御は木の陰にうまく隠されており、戦闘用ドローンは空からアクティブに活動していたと述べている。一方、ウクライナの装甲車は防空システムも持たず、大砲による支援もなかった。テイナー氏は、これはウクライナ軍指揮官のプロ意識のなさを示すものであると指摘している。その結果、ウクライナの反攻は行き詰まり、戦場には攻撃を受けた「レオパルト2」戦車3両と、米国の歩兵戦闘車「ブラッドレー」16両が焼け焦げた状態で残された。
独戦車レオパルト - Sputnik 日本, 1920, 11.06.2023
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
ウクライナで独戦車「レオパルト」大破 米国はエイブラムス供与の意味を逸失=軍事評論家

ウクライナ軍の守護神はどこで間違ったのか?

ウクライナがこれほど多くのNATO軍の装甲車を失ったのは、西側諸国がロシア軍の能力を過小評価していたためだと「InfoBRICS」は指摘する。
InfoBRICSは、西側諸国による2つの誤算を挙げている。第一に、ロシア軍の戦闘能力に対するウクライナとその同盟国の低い評価、第二に、ウクライナ軍に割り当てられたNATOの訓練と装備に対する、非現実的な期待である。
EU諸国とウクライナは、ロシアには軍事力がなく、指揮官には複雑な作戦を調整するために必要な通信手段がなく、兵士には訓練と覇気がないと考えていたため、大きな間違いを犯した。こうした西側の誤算が、ウクライナから多くのNATO製の戦車を奪われるという屈辱的な事態を招いたのである。
スプートニクはこれに先駆け、米国がウクライナの反転攻勢を開始するために、3億2500万ドルにものぼる新たな軍事援助パッケージを発表したと伝えた。
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