「NATOサミットは死のサミット」西側のウクライナへの武器供与にモスクワで抗議行動

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「NATOサミットは死のサミット」西側のウクライナへの武器供与にモスクワで抗議行動 - Sputnik 日本, 1920, 15.07.2023
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モスクワのNATO各加盟国の大使館前で「NATOサミットは死のサミット」と題された抗議行動が社会団体らによって行われた。抗議を行ったのはロシア全国社会組織「統一ロシア若き親衛隊」と「ボランティア中隊」。「統一ロシア若き親衛隊」の発表したプレスリリースには抗議行動の目的について、ウクライナ政権へ武器供与による支援を行うNATO諸国への不満を表すことと記されている。
統一ロシア若き親衛隊」の発表によると、この行動には2500人を超す活動家が参加し、モスクワにある米国、英国、独、仏、伊、カナダ、ポーランド、スペイン、ラトビアなどの非友好国の大使館の前で抗議を行った。
抗議行動参加者らは「NATOの武器はテロリストの手に渡っている」「NATOよ、お前たちの武器は老人と子どもを殺している」「NATOサミットは死のサミット」と書かれたプラカードを手に、シュプレヒコールを叫んだ。
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西側諸国によるウクライナへの兵器供与
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「統一ロシア若き親衛隊」のアントン・デミドフ代表は、デモ参加者らはウクライナへの致死兵器の供与で一般市民が攻撃対象になることから、これへの抗議を示しているとして、次のように語っている。

「まさにこうした兵器(編集:NATO供与の致死兵器)がカホフカ水力発電所を爆撃したのです。老人や子どもらを傷つけ、障害を負わせているのもこれらの兵器なのです。ビリニュスでのサミットはまさに死のサミットです。なぜなら、このサミットが民間人を殺すために新たな兵器をウクライナに送り込むという問題を決定するからです」

ビリニュスでのNATOサミットを目前に控えた7月7日、NATOのストルテンベルグ事務総長は記者会見を行い、ロシアをNATOの主な脅威とした3つの地域防衛計画の承認予定や、30万人規模の高度即応部隊の欧州配備やNATO加盟国の国防費の最低基準をGDP比2%とするなどを盛り込んだNATOの新防衛計画の採択について語った。ストルテンベルグ氏はまた、ウクライナをNATO加盟へ近づける措置を採択する見通しであること、ウクライナへのクラスター爆弾の供与をNATO全体ではなく、各加盟国の独自の判断にゆだねると述べている。NATOサミットでG7諸国はウクライナへの長期の安全保証の一般的な原則に関する宣言を採択している。
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