ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは2022年2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特別作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

ウクライナに利用される西側メディア 自らの罪を露軍に責任転嫁 マリウポリ住民が証言

© Sputnik / メディアバンクへ移行破壊されたマリウポリの街
破壊されたマリウポリの街 - Sputnik 日本, 1920, 24.07.2023
サイン
ウクライナ軍は自国の民間人を標的に攻撃を行ったうえに、その罪をロシアに着せるために西側メディアを利用していた。特殊軍事作戦の初期にロシア軍に解放されたドネツク人民共和国・マリウポリ市の住人が、スプートニクに対し証言した。

特殊軍事作戦が始まって間もない昨年3月7日、ロシア軍はマリウポリを包囲。1ヶ月後には市中心部まで迫り、4月21日にはほぼ全域を解放した。ウクライナ軍やアゾフ大隊(ロシア国内では活動が禁止されているテロ組織)の残党の一部は、民間人を盾にアゾフスタリ製鉄所に立てこもったが、5月中旬には投降した。

マリウポリ市在住のネリャ・セミョノワさんは、スプートニクに対し、当時の様子を次のように振り返った。

「私達が表に出ると、彼ら(編注:ウクライナ軍)が撃ってきたのです。17番地の建物は大きく損傷し、ガラスで子どもがけがをしました。そしていつものように、米メディアの特派員を連れてきて『ほらロシア軍が撃った』と見せるのです」

セミョノワさんによると、3月9日から29日の間には毎日砲撃があり、夜間には榴弾砲を備えたウクライナ軍のジープ型の車が、住宅を砲撃して回っていたという。
また、住人男性はアゾフ大隊の戦闘員が、照準の的とするために、住宅に目印をつけたと語る。

「彼らが通りや柵に夜に光るペンキを塗り、印を付けているのを見ました。私達はそれを取り払ったので、ナッツの木が倒れただけで済みました。でも印が付けられたあっちの小屋は、家のど真ん中に弾が当たりました」

スプートニクの従軍記者ロスチスラフ・ジュラブリョフ氏 - Sputnik 日本, 1920, 22.07.2023
ウクライナでの露特別軍事作戦
スプートニクの従軍記者ロスチスラフ・ジュラブリョフ氏、ウクライナによる砲撃で死亡
また、女性はアゾフ大隊が地域の民俗博物館や周辺の家々を砲撃していたと証言する。

「彼らは夜砲撃し、わざわざ的さえ用意していました。そしてあとでジャーナリストを連れてきて、『ロシアが博物館を攻撃した』として、ガラスまみれになった場所を撮らせたんです。私達は笑いましたよ。どのように『真実』が見せられ、センセーションが作られているかってね」

関連ニュース
ロシア軍撤退後のヘルソン市にウクライナ保安庁が拷問室 親ロシア市民に懲罰
ウクライナ諜報機関、「ロシアによる子ども誘拐」のフェイクニュースを準備 へルソンから避難の親子を利用
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала