Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
2022年2月にロシアが特別軍事作戦を開始して以来、 米国などの西側諸国はウクライナへ重装備の供与をはじめ、積極的な軍事支援を行っている。特に、ウクライナはすでに対戦車ミサイル「ジャベリン」、携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」、戦車「レオパルト」、「M1エイブラムス」、「チャレンジャー」、防空システム「パトリオット」、多連装ロケット砲「ハイマース」、巡航ミサイル「ストームシャドウ」などの兵器を受領している。スプートニクはウクライナへの兵器供与を注視し、その特徴や戦場での能力をまとめた。

英戦車「チャレンジャー2」、ウクライナで未だ目撃されず=英国軍中佐

© AFP 2023 / Ben Birchall / POOLチャレンジャー2
チャレンジャー2 - Sputnik 日本, 1920, 13.08.2023
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英国は数か月前に同国の主力戦車「チャレンジャー2」をウクライナ軍に引き渡したが、これまでに「チャレンジャー2」は戦場で一度も目撃されていない。英国軍スチュアート・クロフォード中佐が英タブロイド紙デイリー・エクスプレスに寄稿した記事の中で指摘している。
同紙によると、当時、英国によるウクライナへの「チャレンジャー2」14両の提供は、他の西側諸国に自国の戦闘車両をウクライナ軍に供与するよう説得するのに役立った。それ以降、ウクライナ軍部隊にはドイツの主力戦車「レオパルト 2」や米国の歩兵戦闘車「ブラッドレー」をはじめとした北大西洋条約機構( NATO )の装甲戦闘車両が再装備された。西側からは、それぞれ約3000人の部隊からなる最大15個のウクライナの旅団に装備できるだけの十分な車両が供与された。
クロフォード氏によると、これら旅団の一部は戦闘に参加し、それは破壊されて燃えた「レオパルト」や「ブラッドレー」の多数の写真やビデオによって証明されているが、「チャレンジャー2」が戦場で使用された証拠は現時点ではない。同氏は、理論的に「チャレンジャー2」は前線で使用されたあと「生き残った」可能性もあるが、「チャレンジャー」は「レオパルト2」と同じように地雷や攻撃用ドローンに対して脆弱であるため、その可能性は低いとの見方を示している。
英国の主力戦車チャレンジャー2 - Sputnik 日本, 1920, 08.07.2023
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
戦車チャレンジャー 2は事実上ウクライナ軍の役に立たず 運用に関する英国の要請で
クロフォード氏は、「チャレンジャー2」はまだ前線に投入されていない部隊に割り当てられたか、または輸送や訓練が原因でその展開が遅れている可能性があると考えている。またデイリー・エクスプレスによると、「チャレンジャー」はウクライナ軍の空挺兵団に配備された可能性があるほか、米国製の装甲車「ストライカー」やドイツ製の歩兵戦闘車「マルダー」が装備された部隊もまだ戦闘では確認されていない。
またクロフォード氏は、英国には「みじめ」な戦車が134両残っているが、これは欧州の軍事大国を目指す国にとっては少なすぎると指摘している。
英国防省は過去に、維持・改修が経済的に見合わないとして、ウクライナに供与できたはずの「チャレンジャー2」43両を廃棄処分していた。
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