【図説】ロシア 2022年に富が増加 西側諸国は大きく減少

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スイスの金融最大手UBSはこのほど、世界の家計の富に関する年次報告書「グローバル・ウェルス・レポート」を発表した。報告書によると、2022年は、世界の富が2008年の金融危機以来14年ぶりに減少。西側諸国が数兆ドル規模で富を損失した一方、ロシアは富の増加を記録した。
世界の富の損失額は合計で10兆9000億ドルに達し、北米や欧州に大きく集中した。国別の損失額のトップは米国で、日本、中国、カナダ、オーストラリアが続いた。
一方で、ブラジル、インド、メキシコ、ロシアは富を増加させた。
報告書によると2022年、ロシアの富は6000億ドル増加。また、成人一人当たりの富の中央値も前年の6897ドルから7555ドルに上昇した。米「Business Insider」は富の増加の要因の一つとして、ロシア経済の主要な原動力の一つである原油の価格上昇が考えられると指摘している。
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