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子どもの命を救う 3年間で17人の医師が見つけられなかった痛みの原因をChatGPTが特定
子どもの命を救う 3年間で17人の医師が見つけられなかった痛みの原因をChatGPTが特定
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米国に住むアレックス君は4歳のころから強い慢性的な痛みに悩まされ、正常な歩行ができず、成長も止まってしまった。アレックス君の母親は3年間で17人の医師のもとを訪れたが、原因はわからなかった。そこで母親がChatGPTを使ったところ、正しい診断を下すのに役立った。 2023年9月16日, Sputnik 日本
2023-09-16T05:07+0900
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母親のコートニーさん(家族のプライバシー保護のため名字は伏せられている)によると、痛みが現れるとアレックス君の性格が変わり始めた。アレックス君は不機嫌になったり、疲れを見せるようになり、頻繁に怒りを爆発させるようになった。また左足の機能も低下し始め、激しい頭痛が起こるようになった。さらに成長も止まってしまったが、医師らは新型コロナウイルスのパンデミックの影響だと考えた。コートニーさんは原因を明らかにするために3年間で17人の医師に相談した。そして、いつものように病院の待合室で息子を待っていたとき、コートニーさんは息子の症状をもう一度ネットで検索した。そのとき人工知能(AI )を通じてアレックス君の検査結果を調べることを思いついた。そしてチャットボットが、二分脊椎症という稀な疾患を特定した。この疾患は脊髄が脊柱管へ異常に癒着するのが特徴であり、子どもが成長するにつれて血流が制限される。そして、これがしびれ、痛み、筋力低下、運動制御の問題を引き起こす。幸いにもアレックス君が患っていたのは潜在性二分脊椎症という、二分脊椎のうち最も軽度のものだった。この疾患は脊椎に小さな裂傷が起きるが、神経には損傷を与えない。潜在性二分脊椎症は診断が難しいが、手術で欠陥を治すことが可能。医師がChatGPTの診断を確認した後、アレックス君は手術を受けた。アレックス君はまだ回復中だが、すぐに元気になることに期待されている。関連記事
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子どもの命を救う 3年間で17人の医師が見つけられなかった痛みの原因をChatGPTが特定
2023年9月16日, 05:07 (更新: 2023年9月19日, 01:33) 米国に住むアレックス君は4歳のころから強い慢性的な痛みに悩まされ、正常な歩行ができず、成長も止まってしまった。アレックス君の母親は3年間で17人の医師のもとを訪れたが、原因はわからなかった。そこで母親がChatGPTを使ったところ、正しい診断を下すのに役立った。
母親のコートニーさん(家族のプライバシー保護のため名字は伏せられている)によると、痛みが現れるとアレックス君の性格が変わり始めた。アレックス君は不機嫌になったり、疲れを見せるようになり、頻繁に怒りを爆発させるようになった。また左足の機能も低下し始め、激しい頭痛が起こるようになった。さらに成長も止まってしまったが、
医師らは新型コロナウイルスのパンデミックの影響だと考えた。
コートニーさんは原因を明らかにするために3年間で17人の医師に相談した。そして、いつものように病院の待合室で息子を待っていたとき、コートニーさんは息子の症状をもう一度ネットで検索した。そのとき人工知能(AI )を通じてアレックス君の検査結果を調べることを思いついた。そしてチャットボットが、
二分脊椎症という稀な疾患を特定した。
この疾患は脊髄が脊柱管へ異常に癒着するのが特徴であり、子どもが成長するにつれて血流が制限される。そして、これがしびれ、痛み、筋力低下、運動制御の問題を引き起こす。
幸いにもアレックス君が患っていたのは潜在性二分脊椎症という、二分脊椎のうち最も軽度のものだった。この疾患は脊椎に小さな裂傷が起きるが、神経には損傷を与えない。潜在性二分脊椎症は診断が難しいが、手術で欠陥を治すことが可能。
医師がChatGPTの診断を確認した後、アレックス君は手術を受けた。アレックス君はまだ回復中だが、すぐに元気になることに期待されている。